横須賀市池上3丁目と同市平作8丁目を流れる水路「池上ふれあい下水道」周辺で日没後、はかなげな光を放ちながらゲンジボタルが舞っている。同所でホタルの再生活動をしている市民団体「いけがみほたるの会」(小出和弘会長)によると、今年は14日ごろから飛び始め、6月上旬まで観賞できるという。同会は「明るい光源を持たないなどルールを守って観賞を楽しんでほしい」と呼びかけている。 ホタルが見られるのは、横須賀署池上交番の裏手で、住宅に挟まれた同下水道沿いの遊歩道約200メートルの周辺。同会が十数年前からホタルが生息できる環境を整備して、今では毎年この時期に観賞できるようになった。今月23日夜にも地域住民らが数多く訪れ、「きれい」「昨年より多いんじゃないか」などとそれぞれ初夏の風物詩を楽しんでいた。小出会長によると、今年は100匹以上が飛んでいるという。 これまでも市内の別の場所でホタルを増やす活動をしてき