兵庫県姫路市は9日、手柄山中央公園で進めるスポーツ施設整備事業で、新設する体育館や屋内競技用プールなどの概要を明らかにした。体育館はメインアリーナに5012席の観客席を設け、バレーボールのコート3面を確保できる広さとする。屋内プールは国内主要大会に対応できる50メートルと25メートルのプールを備え、計2626席の観客席を整備する。(田中宏樹) 同日の市議会経済観光委員会で、市観光スポーツ局が説明した。 市は民間企業が設計から運営までを担うPFI方式を採用。三菱HCキャピタル(東京)や土木建築会社ノバック(姫路市)など計15社で構成する特別目的会社と約333億円で契約を結ぶ方針で、開会中の市議会定例会に関連議案を提出している。 各施設は姫路市民プール・ひめじ手柄山遊園(同市西延末)の跡地に整備する。体育館はサブアリーナや柔道場、剣道場などを備え、車いす用の座席も用意する。屋外には家族連れらが