著作権法第37条第3項では、著作権法施行令で定められた施設は視覚障害その他の理由で読書に困難のある人々のために著作者の許諾なく複製が行えるという権利制限が規定されています。大学については、著作権法施行令第二条第一項第一号ロにおいて、 大学等の図書館及びこれに類する施設 が複製の主体(著作権法第37条第3項に基づく複製が行える機関)として規定されています。 大学図書館が複製の主体に含まれることは間違いありません。しかし、「これに類する施設」に何が該当するかという点です。 現状として、視覚障害など障害のある学生のために著作物のテキストデータの作成は、ほとんどの大学で障害学生支援室のような学生支援部局が行っており、大学図書館でそれを行っているところは立命館大学図書館などのごく少数の例外を除き、ほとんどありません。 大学図書館は著作権法第37条第3項の規定に基づいて著作物の複製が行えますが、障害学
「あまりにかゆいところまで手が届くと根本である出版を壊しかねない。どれくらいのサービスがいいのか、ぜひ考えて運営していっていただきたい」 10月16日に東京都内で開かれた全国図書館大会のシンポジウム。新潮社の佐藤隆信社長は緊張した面持ちで、会場に詰めかけた図書館員らにそう懇願した。 佐藤社長が批判するのは、公共図書館が同じ新刊を多数そろえて貸し出す「複本」の問題だ。書店の棚に並んだばかりの新刊が図書館では無料で借りられる。佐藤社長は、大型書店もある都市部の図書館が売れ筋の本を多数所有する実例を示し「販売冊数が毀損(きそん)されている」と配慮を求めた。 1年間「待って」 このため新潮社が中心となり、全国の市町村立図書館に対し、著者と版元が合意した新刊について、貸し出しを1年間猶予するよう要望する文書を出す準備を進めている。一部の大手出版社や複数の作家、大手書店との連名になる見込みで、11月中
河野太郎・公文書管理担当相 (建て替えを検討中の国立公文書館について)ちょっと(新)国立競技場と似ていて、要望はいっぱいあるけど、どういう優先順位でやったらいいのかをまじめに考えないといけない。予算が限られている中で、優先順位の高いものからお金を割り当て、できないものはできません、むだなものはつくりません、というところをはっきりしないといけない。 例えば、ナショナルモニュメント(として整備すること)が必要だという議論がありましたけど、書類の修復やデジタル化、どっちが優先かというと、モニュメントじゃないよねという感じが個人的にはする。 国立競技場も要求を全部入れたらああなりました。要求は全部通らないよと。だから本当にいらないものは降ろす代わりに、必要なところはきちんと最後まで手当てするということをやらないと。(国立公文書館を視察後、記者団に)
マルチパブリッシングとは何か? 「マルチ」を付ける前に、まず「パブリッシング」の定義なのですが、皆さんどう理解されていますか? 文樹さんのセッションでは 公(Publish)にすること と定義されていました。 ちなみに、別のレポートでご紹介しましたAutomattic社の高野さんの基調講演では「パブリッシング」の定義を 表現したいメッセージをパッケージ化して届けること とされていました。 一般的には書籍などの出版がイメージとして最初に来るのですが、Kindleで電子書籍を配信することや、ブログを執筆して記事を公開することもパブリッシングと捉えることができます。 そういう意味で WordPressは「パブリッシングプラットフォーム」 なんですよ、ということです。 パブリッシングを簡単にできるWeb上のツールなわけです。 で、前述の「破滅派」はWordPressで制作されているのですが、投稿さ
トップ > ゆうきまさみ×おかざき真里×松田奈緒子「月刊!スピリッツ」6周年記念トークイベントレポート(その1) ( 2015/11/03 ) 去る2015年9月17日から30日まで、神楽坂かもめブックス内ギャラリーにて開催された「月刊!スピリッツ」6周年記念原画展「まんが至上主義」。「月刊!スピリッツ」掲載作品の原画の数々が展示され、訪れた多くの漫画ファンの目を楽しませていました。 9月25日には、同店内で「月!スピ」6周年記念トークイベントが開催され、『でぃす×こみ』のゆうきまさみ氏、『阿・吽』のおかざき真里氏、『重版出来!』松田奈緒子氏という、『月刊!スピリッツ』の人気作品の作者3氏による豪華なトークイベントが行われ、漫画制作の舞台裏から編集者のぶっちゃけ話まで、濃密な漫画トークを繰り広げました。 コミスンでは、そのトークイベントの内容を独占レポート。会場の雰囲気たっぷりに全3回でお
全国の国立ハンセン病療養所で資料館を新設する動きが出ている。沖縄愛楽園(沖縄県名護市)では6月に新しい資料館がオープンし、国内最大の菊池恵楓園(熊本県合志市)では新築を求め、入所者と園側の協議が始まった。高齢化が進むなか、差別と迫害の歴史をどう語り継いでいくのかが問われている。 進む老朽化、立ち上がる入居者 熊本 281人(10月1日現在)が暮らす国立療養所菊池恵楓園。入所者自身が語り継ぐことができなくなる時に備え、「当事者の声を代弁できる施設」をつくろうと、入所者の自治会が資料館新築に動き出した。 自治会によると、候補地は、入所者がつくった盆栽を展示販売する園内の施設が有力。展示室のほか、空調設備のある収蔵庫や作業室も整備したい意向。早ければ2018年度のオープンを目指すという。厚生労働省に働きかけるため、10月13日に園側との初めての協議を開いた。 同園には現在、06年に開館した「社会
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