1991年、カリフォルニア州に住むある夫婦の行動が米国で大きな論争を巻き起こした。それは、白血病になった娘に骨髄移植をするドナーとして、子どもを新たにもうけたというもの。当時、米誌タイムが表紙写真と共にこの話題を報じると、市民や医師の間から「倫理に反する」といった論争が起こり、家族にも厳しい意見や手紙が多数寄せられたという。この話は2004年に小説が出版され、2009年にキャメロン・ディアス主演で映画化された「私の中のあなた」のモデルと言えば、ご存知の方も多いかもしれない。それから20年が経った先日、当事者の姉妹が米国のテレビ番組に出演し、率直な胸の内を語った。 今から23年前、当時16歳だったアニッサ・アヤラさんは、突然体の異変に襲われた。足首にこぶができ、激しい胃の痛みにも悩まされるようになり、病院で診てもらうと「白血病」との診断。さらに彼女の場合、白血病でも「珍しい型」(米ニュースサ