台風12号による大雨の影響で一部の野菜の価格が高騰している。特にレタスは市場への入荷量が、記録的な猛暑で品薄だった昨年を大きく下回っている。8月末の価格から2倍程度に値上がりした野菜もあり、スーパーのなかには、4分の1や8分の1に小分けして販売するところも出始めた。 関西スーパーマーケット江坂店(大阪府吹田市)は1週間ほど前から、レタスやキャベツ、ハクサイなどの葉物野菜の一部を小分けして売り始めた。レタスの価格は16日まで8月末の2倍にあたる1玉398円で売られ、買いに来た同市の主婦、細川妙子さん(50)は「あまりに高すぎて、手が出せない。比較的値ごろなトマトやキュウリでサラダを作ります」と話した。 17日には謝恩価格で198円まで値下げされたが、キャベツは前日より高い1玉198円、ハクサイ2分の1切り256円と、8月末の1・5倍を超えた。中谷孝弘店長は「もうすぐ鍋物のシーズンを迎える。調