近年になり耳にする機会が増えながら、理解しにくい言葉の1つに「メタデータ」がある。「データのためのデータ」と説明されることも多いが、これは何を意味するのか。ガートナーでは対象と世界の関係を記述するデータと定義している。同 バイス プレジデント 兼 最上級アナリストを務めるマーク・ベイヤー氏は次のように説明する。 「観察対象のデータが動物であればメタデータは森。同様に、森であれば地球、地球であれば太陽系という具合に捉えても構わない。つまり、メタデータとは対象であり世界でもある。また、メタデータには各世界での対象の経験も記録され、入れ子状にメタデータを辿ることで、対象の位置づけや歴史を把握することができる。これこそ、データのためのデータとよばれる所以である」(ベイヤー氏) データの活用機運が盛り上がる中、メタデータ管理が注目を集めるのは必然だ。 メタデータの特性から、その管理を通じて、保管場所
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