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ブックマーク / www.hayakawabooks.com (29)

  • あふれるイヌの愛を、愛を注いで科学する。『イヌはなぜ愛してくれるのか』|Hayakawa Books & Magazines(β)

    散歩中に飼い主を振り返る表情、帰宅したときの喜びよう、人にぴったりとくっついて眠る様子。イヌが飼い主のことを愛してくれることは、イヌを飼っている方なら誰でも直感的にわかっているはず。 では、その根拠を科学的に証明するには? 古典的な行動実験からMRIによる脳画像のスキャンまで、様々な手法を駆使してイヌの深い愛情の秘密を解明する新刊『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』(クライブ・ウィン、梅田智世訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。 「動物」と「実験」という単語が組み合わさると、なにやら不穏なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、このは一味ちがいます。なぜなら、イヌ研究の第一人者である著者、クライブ・ウィンがめちゃめちゃイヌを愛しているからです。 もちろん、研究者として判断を誤らないように慎重に検討を重ねつつも、イヌの幸せを第一に考え、愛をもって分析しているのが『イヌは

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  • SF翻訳、その現在地と10年後の未来|Hayakawa Books & Magazines(β)

    SFマガジン8月号に掲載された、翻訳家の古沢嘉通さんによるSF翻訳業界の現在と未来をめぐるエッセイをウェブ公開いたします。 SFマガジン2022年8月号—―― 「この6年間に、若い新人SF翻訳者はほとんど登場してないのである。(中略)いちばん最近、大量の新人翻訳者がSF界に供給された例は、創元SF文庫のマリオン・ジマー・ブラッドリイ《ダーコーヴァ年代記》シリーズ。このときプロデビュー(SF翻訳デビュー)した訳者陣──古沢嘉通、内田昌之、中原尚哉、細美遙子(幹遙子)、嶋田洋一、浅井修、中村融、大森望、赤尾秀子など──は、だいたい1960年前後の生まれだから、訳書刊行時の年齢は、平均して27歳~28歳ぐらい(推定)。それから10年近くたち、ダーコーヴァ組が(と括るのもなんだか違う気がするが)ぼちぼち30代後半にさしかかってるというのに、SF翻訳ではいまだに、この世代がいちばんの若手」(『新編S

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  • 2022年翻訳SF・ファンタジイはこんな本が出ています!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    2022年1月~8月までの翻訳SF・ファンタジイ(&ホラー)のリストを作りました。夏の読書のおともにどうぞ! 刊行月別のリストです。 参考:[SHSFS] 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ [SF] ハヤカワ文庫SF [FT] ハヤカワ文庫FT [NV] ハヤカワ文庫NV 無印 単行 〈宇宙英雄ローダン〉シリーズについては、ページの下のほうにリストにしています。 1月R・A・ラファティ『とうもろこし倉の幽霊』井上央 訳[SHSFS] ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ〔新版〕』(上・下)日暮雅通 訳[SF] アンドレアス・エシュバッハ『NSA』(上・下)赤坂桃子 訳[SF] 2月V・E・シュワブ『アディ・ラルーの誰も知らない人生』(上・下)高里ひろ 訳 エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』加藤かおり 訳 クリスティーナ・スウィーニー=ビアード『男たちを知らない女』大谷真弓 訳

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  • 【新商品のお知らせ】SF界に革新と伝統の一本。扇子(センス)・オブ・ワンダー、登場!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    早川書房のグッズレーベル〈HAYAKAWA FACTORY〉に、今夏の新商品「扇子(センス)・オブ・ワンダー」が登場! ■扇子・オブ・ワンダー 藤(ふじ)色/芥子(からし)色いつでもどこでもSFの風を! 想像力に満ちたヴィジョンに、日の伝統的な色味を組み合わせた、革新と伝統の一。 デザインを担当した川名潤さんによると、 「扇子を扇ぐことによって微量発生する時空の歪みの幾何学的効果をビジュアル化したものです」 とのこと。 ■Amazon HAYAKAWA FACTORYショップはこちら※発送時期については各商品ページをご確認ください。

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    turu_crane
    turu_crane 2022/07/20
    欲しい
  • 【お知らせ】早川書房、オンデマンドプリントTシャツはじめます。|Hayakawa Books & Magazines(β)

    早川書房は、株式会社Impress Professional Worksが運営する「pTa.shops(ピーティーエー・ショップ)」に参加し、オンデマンドプリントTシャツを販売します! ■pTa.shops(ピーティーエー・ショップ)とは? 株式会社Impress Professional Works(社:東京都千代田区、代表取締役社長:土田米一)は、「pTa.shops(ピーティーエー・ショップ)」を、2022年6月27日にオープンします。 「pTa」とは、Publishers’ T-Shirts Arcadeの頭文字で、サイトは出版社が各屋号をもって参加する「オンデマンドプリントTシャツモール」となります。1枚から印刷するオンデマンド方式が、独創的、個性的なデザインを実現します。 引用元:株式会社インプレスホールディングス プレスリリース https://www.impressho

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  • 現代日本SFの全てがわかる。伴名練=編の超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』内容公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    現代日SFの全てがわかる。伴名練=編の超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』内容公開 英語圏のSFのみならず、中国SF韓国SFも大きな注目を集めるようになった2022年——それでは、日SFの現在は? 『なめらかな世界と、その敵』文庫版も大好評のSF作家、伴名練氏による2022年のアンソロジー情報を解禁します。タイトルは『新しい世界を生きるための14のSF』。最新世代の作家たちによる書籍化前の傑作たちを宇宙・AI・ポストコロナ・改変歴史など、テーマ別に14篇選出しています。さらに各作品テーマに合わせた伴名練によるSF入門コラム14+巻末解説を併録! この1冊で現代SFの最前線に追いつける、文庫816ページの超大型企画。 『新しい世界を生きるための14のSF』 伴名練=編(ハヤカワ文庫JA) 装画:九島優/装幀:川谷デザイン衝突事故直前の車載AIが最後の審判を繰り広げ

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  • 創刊750号の新たな一歩。SFマガジン「BLとSF」特集紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

    2/25発売のSFマガジン2022年4月号「特集・BLSF」の内容を公開します。創刊750号の節目となる今号では、BLSFの両ジャンルを架橋しながらその未来を想像し、世界と人間のかかわりについての新たな可能性を探ります。 SFマガジン2022年4月号 2月25日(金)発売 装画・佳嶋 ●特集小説・コミック「BL」 一穂ミチ 扉絵:tl 「二人しかいない!」 小川一水 扉絵:シライシユウコ 「風が吹く日を待っている」 琴柱遥 扉絵:ねじれ 「断」 木原音瀬 扉絵:平庫ワカ 「分離」 サム・J・ミラー 中村融=訳 扉絵:丹地陽子 「ロボット・ファンダム」 ヴィナ・ジエミン・プラサド 佐田千織=訳 扉絵:フー・スウィ・チン 「男性指数」 オン・オウォモイエラ 赤尾秀子=訳 扉絵:田中光 ●特集コミック「HabitableにしてCognizableな領域で」 吟鳥子 ●特集エッセイ・評論「世界

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    turu_crane
    turu_crane 2022/02/13
    たのしみ
  • ネタバレ厳禁!『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー【試し読み】|Hayakawa Books & Magazines(β)

    あの『火星の人』(マット・デイモン主演映画『オデッセイ』原作としてもおなじみ!)の著者、アンディ・ウィアーの最新作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(小野田和子訳)。 読んだ方からは、「何も知らずに読んでほしいからおススメしたいのに細かい感想が言えない」「とにかく読んで!しか言えない」と言われる書。 気にはなるけれどどんな話かわからないから迷っている、という方は欄に掲載の試し読みを読んでみてください。きっと続きが読みたくなります。 ちなみに書は50%OFFとなる夏のKindle大セール(6月21日~7月12日)の対象です! 『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上・下)』 Project Hail Mary(2021) アンディ・ウィアー/小野田和子訳 装画:鷲尾直広/装幀:岩郷重力+N.S 四六判上製 早川書房 第1章 「二足す二は?」 なんだかイラッとくる質問だ。ぼくは疲れている。だ

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  • 泣いても馬謖を斬れないSF|Hayakawa Books & Magazines(β)

    トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』でも知られる三方行成氏による短篇「流れよわが涙、と孔明は言った」を無料公開します。どこに着地するのか誰にもわからない物語をお楽しみください。(編集部) 『流れよわが涙、と孔明は言った』書籍版 流れよわが涙、と孔明は言った 孔明は泣いたが、馬謖のことは斬れなかった。 硬かったのである。 「どういうことだ……」 孔明はうめいた。首切り役人もうめいた。馬謖もうめいていた。 概ね、同じ理由でうめいていた。 馬謖の首が落ちない。 首切り役人が斧を振り上げ、打ち下ろした。 がん、と岩を打ったような音に続いて、金属の音が響く。 汗みずくの首切り役人が斧を取り落としたのだ。 孔明は首切り役人を下がらせた。 次を呼び寄せる。 三人目である。 人の首は硬い。一刀のもとに断ち切るのは見かけほどたやすくない。だが、それにしても異常であった。 孔明は馬謖を見た。 馬謖はも

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  • アルスラーン戦記、魔術士オーフェン、指輪物語、三国志――《隷王戦記》が生まれるまで 森山光太郎『隷王戦記1』あとがき公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    アルスラーン戦記、魔術士オーフェン、指輪物語、三国志――《隷王戦記》が生まれるまで 森山光太郎『隷王戦記1』あとがき公開 発売からおよそひと月。発売直後の勢い衰えず、連日熱量のこもった感想をいただいている森山光太郎『隷王戦記1 フルースィーヤの血盟』。 令和の世に現れた新たなるファンタジー戦記はどのように生まれたのか? 森山光太郎という作家は、どのようにしてこの物語を著したのか? 余すことなく語ったあとがきを公開します。 森山光太郎『隷王戦記1 フルースィーヤの血盟』 ハヤカワ文庫JA 体価格880円+税 カバーイラスト:風間雷太 カバーデザイン:早川書房デザイン室 発売日:2021年3月17日 (電子版同時配信) ※書影はamazonへリンクしています※ ---------------------------------------------------------------- ※

    アルスラーン戦記、魔術士オーフェン、指輪物語、三国志――《隷王戦記》が生まれるまで 森山光太郎『隷王戦記1』あとがき公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 『三体Ⅲ 死神永生』発売日決定!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    お待たせしました! 『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』に続く、いよいよ『三体』シリーズ完結となる『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』の発売日が決定いたしました。 2021年5月25日(火)いよいよ発売です! (書影は原書のものです) 三体文明の太陽系侵略に対抗する切り札「面壁計画」の裏で、極秘の仰天プランが進んでいた。三体艦隊の懐に、人類のスパイを送る――奇想天外なこの「階梯計画」の発案者は、若き航空宇宙エンジニアの程心(チェン・シン)。しかも、むかし彼女に片思いしていた孤独な男・雲天明(ユン・ティエンミン)が計画の鍵を握る。だが、この二人の関係が、のちに人類文明全体の運命を左右することになろうとは……。壮大なスケールで人類の未来を描く三部作、堂々の完結篇。 ご予約はこちらから!(上巻・下巻)

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  • 【1章1節】第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』発売直前、本文先行公開!【発売日まで毎日更新】|Hayakawa Books & Magazines(β)

    第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作、竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』の文を、11/19発売に先駆けてnoteで先行公開中! 発売日前日まで毎日更新(土日除く)で、1章「最後の現金強盗 Going in Style」(作品全体の約25%相当)を全文公開です。 ※初回更新分の【1章0節】はこちらからお読み頂けます。 SECTION 1 僕が五嶋という男に出会ったのは、今から二ヶ月ほど前のことだった。強盗なんてロクなものではないので、その出会いも、もちろんロクなものではなかった。 その時、僕は寝袋に包まれていた。冷夏と言えど暑さの残る昨今、アウトドア用の寝袋の保温力は嫌がらせ以外の何ものでもなかったが、脱ぐことは出来なかった。腕が後ろ手に縛られているし、足も同様だったからだ。 そこは湿気った薄暗い地下室だ。遠く車の音が聞こえるが、目隠しして連れてこられたので、どこ

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  • 『万博聖戦』牧野修インタビュウ|Hayakawa Books & Magazines(β)

    ハヤカワ文庫JAより11月5日に刊行されました『万博聖戦』は、日SF大賞特別賞を受賞した『月世界小説』以来の、牧野修さんのSF長篇大作です。SFマガジン10月号に、第一章にあたる「アドレセンスと嘔吐/1969」、同誌12月号に第二章「トルエンの雨/1969」が掲載されています。牧野さんに、執筆にまつわるお話をうかがいました。 なお、インタビュウは、SFマガジン12月号に掲載された、同名の記事と同じ内容です。 構成・インタビュウ:編集部 ──久々のSF長篇ですが、どういった内容なのかお聞かせください。 牧野 数千年の昔からコドモとオトナは戦い続けてきた。その決着がとうとう大阪万博でつけられる、という話です。ンなバカな、という話ですが、読めば納得していただけると思います。どう納得するのかわかりませんが。 ──七百枚を超えるボリュームですが、執筆から完成に至る経緯をお聞かせください。 牧野 

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  • 何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】|Hayakawa Books & Magazines(β)

    何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】 編集部よりイタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』の全文を、著者の特別な許可を得て、2020年4月10日19時より48時間限定公開(終了しました)します。緊急事態宣言下の日において、今、このときに広く読まれるべきテキストだと考えたからです。 書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった年2月下旬から3月下旬に綴(つづ)られたものです。感染爆発を予感しながらも、最悪の事態を阻めなかったみずからとイタリアの人々、そして人類のふるまいを振り返る、著者の思考と後悔の記録です。 僕らはどこで、何を間違ってしまったのか? 図らずも到来してしまった「コロナの時代」をいかに生きるべきか? 日の私たちにとってもけっして他人事ではない、

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  • 「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」『コロナの時代の僕ら』著者あとがき|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「すべてが終わった時、当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」『コロナの時代の僕ら』著者あとがき コロナウイルス(COVID-19)の急激な感染拡大により、EU最速で非常事態を宣言、3月10日からは全土にて外出制限を行っているイタリア。だが感染の爆発は想像を超えるスピードだった……。 イタリアを代表する小説家であり、物理学博士でもあるパオロ・ジョルダーノは、母国の混乱のさなかで何を考えたのか。世界26カ国で緊急刊行される彼のエッセイ『コロナの時代の僕ら』で綴られる切実で誠実な思索は、気づけば「コロナの時代」を生きざるを得なくなっていた世界じゅうの人々の道標になるはずだ。 日でも緊急事態宣言が発令される今日、『コロナの時代の僕ら』に収録される著者のあとがき「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」を公開する。「まさかの事態」の訪れを拒めない僕らは、どう行動す

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  • 2020年春、イタリア、ローマ発。26ヶ国で緊急出版が決定した『コロナの時代の僕ら』4月25日邦訳刊行|Hayakawa Books & Magazines(β)

    2020年春、イタリア、ローマ発。26ヶ国で緊急出版が決定した『コロナの時代の僕ら』4月25日邦訳刊行 早川書房では、イタリアのベストセラー小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ、『コロナの時代の僕ら』を4月25日に発売します。 感染爆発の予兆があらわれ始めた、2月末から3月初旬のイタリア。自らを隔離状態におき、物理学の博士号を持つ小説家が書き始めたエッセイは、世界初の「コロナ文学」と呼べる作品へと結実していきました。 国での刊行より2週間足らずで、すでに26ヶ国での緊急出版が決定。私たち日人にとっては、1ヶ月後の未来からのメッセージともいえる内容になっています。 パニックに陥ってしまわないために、僕らは何を知っているべきで、理性的なあり方は、どこにあるのだろう。 社会を、文化を、命を失わないために、僕らに当に求められているものは何なのだろう。 そして、この大いなる災いに直面して、

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  • わたしたちはきっと克服できる――『三体』著者・劉慈欣氏より、日本の読者へのメッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)

    新型コロナウイルスの猛威が世界中を襲っています。不安な思いを抱きながら過ごしている方も多いのではないかと思います。そこに、『三体』著者の劉慈欣氏から、日の読者のみなさまへメッセージが届きました。日を励まし、勇気づけるあたたかなメッセージを、『三体』翻訳者・大森望氏の訳で掲載いたします。(編集部) 地球は、広大な宇宙空間を航行している宇宙船です。もしかしたら、わたしたちはいつか、それがとても小さな船だったと気づくかもしれません。この船で感染症が広がるとき、その病原体は、どれかひとつの船室だけに閉じ込められているわけではありません。すべての乗員乗客――すなわち全人類にとって、共通の問題なのです。地球という船が避難できる港はなく、ほかの船が救助に駆けつけてくれることもありません。過去、さまざまな疫病が何度もこの船を襲いました。そしてこんにち、科学とテクノロジーの力によって、病原体が引き起こす

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  • 「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「これは "ハードSF作家・山弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開 ※書影は販売サイトとリンクしています アニメーション映画監督の片渕須直氏とSF作家の野尻抱介氏に推薦を頂き、ハヤカワ文庫JAより好評発売中の山弘『プロジェクトぴあの』上下巻。その下巻の収録されているあとがきを、全文公開します。作をできるだけ多くの方に読んで頂くため、担当編集から著者の山さんにお願いをいたしました。ぴあのとすばるの物語が、サイハテの更に先へ届きますように。 ** あとがき これは2014年にPHP研究所から出版された作品の文庫化です。 多くの方がすでにご存じでしょうが、僕は二年前に脳梗塞を患いました。当に突然の発病でした。現在、いくらかは回復してはいますが、依然として計算能力や論理的思考力は低いままです。 今の僕の状態をSFの登場人物に例えるなら、ダニエル・キ

    「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • ハヤカワ文庫の初歩から始めるミステリ講座公開!(前篇)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    ハヤカワ文庫のミステリフェアで店頭ブックレットでご紹介させていただいた「一緒に学ぼう! ハヤカワ文庫の 初歩から始めるミステリ講座」を大公開します。 ミステリを偏愛し編集してきた先生と、昨年からミステリの編集を始めた生徒、ふたりの掛け合いで、ざっくり基の4ジャンルとその歴史、そして教科書となるような必読の名作ををご紹介していきます。 各作品については、noteのこちらもご参考ください。 → 「一緒に学ぼう! 初歩から始めるミステリ講座」フェア始まりました(前半) 「一緒に学ぼう! 初歩から始めるミステリ講座」フェア始まりました(後半) クラシック・格ミステリ講座 *ミステリの歴史 先生 ミステリの歴史は、エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」(1841年)から始まります。そして、メルクマールとなるのは、1887年にアーサー・コナン・ドイルが科学的考察で事件を解決する名探偵シャーロック

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  • ハヤカワ 時代ミステリ文庫創刊!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    【創刊にあたって】 「ミステリの早川書房」から、新たな時代小説文庫レーベルが誕生しました。 江戸の町や戦国の世を舞台に――冒険物、格物、〈私立探偵〉物、ハードボイルド、ピカレスク、コージー、スラップスティック、サスペンス、といったジャンルの楽しさを掛け合わせました。 創刊第1弾は、忍者物+冒険小説の『影がゆく』、あやかし物+不可能犯罪・謎解き趣味の『戯作屋伴内捕物ばなし』、人情物+〈私立探偵小説〉の『よろず屋お市 深川事件帖』。 現代とはまた違った価値観・状況で展開されるミステリとしての物語は、新鮮な読み心地を感じられるかもしれません。 思えば、『半七捕物帳』(岡綺堂)にはホームズ的名探偵ぶりやサスペンス性が色濃く、『五瓣の椿』(山周五郎)にはウールリッチ的な復讐の美学が貫かれいて、こうした時代ミステリは長く読者に愛されてきました。 当レーベルも、時代小説読者にも、ミステリ読者にも楽

    ハヤカワ 時代ミステリ文庫創刊!|Hayakawa Books & Magazines(β)