コロナ後、テレワークは結局「無かったこと」になるのか――第一人者に直撃:働き方は果たして「後退」するのか(2/3 ページ) 「生産性向上」を安易に目的にしない ――やはり、テレワークが非常時対応に適している点だけでなく、生産性向上といった利点も早々と打ち出す必要がある、ということでしょうか? 比嘉: いや、個人的にはテレワークにおいて「生産性向上を(当面の)目的にはすべきでない」と考える。テレワークで生産性が上がらないわけではない。ただ、その上がり方がすぐにはなかなか測れないからだ。 既に数年間テレワークを実施していて従業員も慣れている環境なら、生産性は恐らく上昇しているだろう。ただ、導入当初の半年~1年は、従業員が新しい働き方や管理・評価体制に慣れるため、「まずは生産性が落ちなければトントンでいい」という準備期間として捉えるべきだと思う。 むしろ短期的に出る成果として経営者が取り組みやす
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