プロ野球の合同トライアウトが11日に甲子園球場、25日に神宮球場で行われる。12球団の自由契約選手が対象で、現役続行を希望する選手が各球団の編成担当の前で、実際にプレーする、いわゆる「入団テスト」。今年は、2003年に首位打者、05年に打点王に輝いたが、今季限りで阪神を自由契約となった今岡誠内野手(35)が、現役への強い思いを胸に挑む。 [フォト]退団会見する今岡誠内野手 合同トライアウトは01年に始まり、毎年20−30人の選手が挑戦している。05年に中日を解雇され、トライアウトでソフトバンクに採用された田上秀則捕手(29)は今季、打率・299、本塁打26本、80打点とブレークした。こうした例はあるが、運よく採用されても2、3年でクビという選手がほとんど。それ以上に、タイトル獲得経験のある“大物”が受けるというのも過去に例がない。今岡は「もう阪神時代の(実績の)ことは忘れました。プライ