フィールド自然史博物館で展示中のリューバ、2010年5月 リューバ(Lyuba、露: Люба)は、2007年に発見されたメスのケナガマンモス(Mammuthus primigenius)である。約40,000年前に推定生後1ヶ月で死亡したこの幼いマンモスは、シベリアの永久凍土の中から良好な状態で発見された。 2007年5月に、西シベリア地方に住むネネツ人で、トナカイの飼育と猟師を生業にしているユーリ・フディ(Yuri Khudi)という男性が、ロシアの北極圏に属するヤマル半島で幼いマンモスの死体を発見した。この幼いマンモスは、発見者の妻の名にちなんで「リューバ」と呼ばれるようになった[1][2][3][4]。リューバの体長は114センチメートル、体重は50キロ、体高は85センチメートルで、大型の犬とほぼ同じ大きさであった[3][5]。 リューバは保存状態が非常に良く、眼と胴体は全部残って