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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (180)

  • 「あかつき」2つのカメラが科学観測を休止

    JAXAは、金星探査機「あかつき」に搭載されている5つのカメラのうち、IR1とIR2の科学観測休止を決定した。 【2017年3月7日 JAXA/ISAS】 2010年に打ち上げられ2015年から金星を周回探査している探査機「あかつき」には、5つの科学観測用カメラが搭載されている。このうち1μmカメラ(IR1)と2μmカメラ(IR2)は、2016年12月10日にスイッチを入れることができなくなった。リカバリー作業が進められてきたが、いまだに改善されていない。 原因は特定されていないが、機器劣化の可能性が高いと考えられている。「あかつき」の打ち上げから約7年が経過していることに加え、2010年に金星周回軌道投入に失敗したため2015年の金星周回開始まで想定よりも高い放射線環境に耐える必要があったことで、劣化が進んだものとみられる。 IR1とIR2の科学観測は休止するが、JAXAでは2つのカメラ

    「あかつき」2つのカメラが科学観測を休止
    tweakk
    tweakk 2017/03/07
    がんばれー
  • 土星の環の起源は近くを通ったカイパーベルト天体

    土星の環の起源に関する新たなモデルが提唱された。約40億年前に大きめのカイパーベルト天体が土星の近くを通過した際に破壊され、その破片から環が形成されたようだ。 【2016年10月18日 神戸大学】 土星の環の存在は、天体望遠鏡が発明された17世紀に発見された。現在では探査機などの観測により、木星以遠の4つの巨大惑星すべてに環があることが知られている。しかしその起源や、惑星ごとに異なる環の多様性の原因はこれまで説明できていなかった。 (左)探査機カッシーニによる土星、(右)ハッブル宇宙望遠鏡による天王星(提供:土星:NASA/JPL/Space Science Institute/天王星:NASA/JPL/STScI) 神戸大学の兵頭龍樹さんたちの研究チームは土星の環の起源を解明するため、約40億年前に太陽系内で起こった“後期重爆撃期”に注目した。この時期には海王星以遠に、惑星に成長しきれな

    土星の環の起源は近くを通ったカイパーベルト天体
  • 天の川銀河の歴史を物語る化石のような星団

    天の川銀河内の星団の一つ「ターザン5」に、年齢が70億年ほども異なる、非常に年老いた星と若い星が見つかった。 【2016年9月12日 ヨーロッパ南天天文台】 いて座の方向約1万9000光年彼方にある「ターザン5」は、発見以来40年あまり球状星団として認識されてきた天体だ。 伊・ボローニャ大学のFrancesco Ferraroさんたちの国際研究チームがヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)やハッブル宇宙望遠鏡などを用いてこの星団を観測したところ、ターザン5には明確に種類の異なる2種類の星が存在することがわかった。化学組成の違いだけでなく、両種には70億歳もの年齢差がある。 ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したターザン5(提供:ESO/F. Ferraro) 年齢が2つに分かれているということは、ターザン5では連続的な星形成があったのではなく、2度の爆発的な星形成があったことを示している。「つ

    天の川銀河の歴史を物語る化石のような星団
  • 摂氏1300度にも達する木星の大赤斑上空

    赤外線観測で木星の上層大気の温度を調べたところ、大赤斑の上空が周囲よりもかなり高いことが明らかになった。 【2016年7月29日 Boston University】 太陽から遠く離れている木星は低温の世界だと思われがちだが、その大気の上層部は摂氏500度以上もある。「熱圏」と呼ばれるこの層の存在は地上の天体望遠鏡やNASAの探査機ボイジャーによって40年前に明らかにされたが、その熱源は今でも不明のままだ。 米・ボストン大学のJames O'Donoghueさんたちの研究グループが赤外線で木星の高層大気を観測したところ、その一部が周囲よりもさらに高温であることが明らかになった。その部分とは、地球数個分ものサイズを持つ太陽系最大の嵐、大赤斑の上空だ。大赤斑の上空800kmのエリアは、摂氏1300度にも達している。 大赤斑の上層大気が高温となっている概念図(提供:Art by Karen Te

    摂氏1300度にも達する木星の大赤斑上空
    tweakk
    tweakk 2016/07/29
    「大赤斑の上空800kmのエリアは、摂氏1300度にも達している」
  • シミュレーションで推測、太陽系第9惑星存在の可能性

    海王星の20倍以上遠くに「第9惑星」が存在する可能性がシミュレーションで示された。セドナなどすでに知られている太陽系外縁天体の軌道の特徴を説明する研究成果だ。 【2016年1月21日 Caltech】 カリフォルニア工科大学のKonstantin BatyginさんとMike Brownさんが数値モデルとコンピュータ・シミュレーションから、太陽系の「第9惑星」が存在する可能性を示した。計算によればこの天体は海王星の20倍以上も遠いところを1万年から2万年かけて公転しており、地球の10倍の質量を持つ。推測される大きさから、小惑星や準惑星ではなく「惑星」であると考えられる。 「第9惑星」の想像図(提供:Caltech/R. Hurt (IPAC)) Batyginさんたちは別の先行研究を元に、太陽系の最遠に位置する6つの太陽系外縁天体の軌道を調べ、公転周期や遠日点(軌道上で太陽から最も遠ざかる

    シミュレーションで推測、太陽系第9惑星存在の可能性
  • 木星の大赤斑がさらに縮小、形・色にも変化

    ハッブル宇宙望遠鏡による観測画像から、木星の大赤斑が縮小し丸くなってきているという数年にわたり続いている変化が確認された。大赤斑の長軸は2014年に比べて240km短くなっている。 【2015年10月20日 HubbleSite】 大赤斑の縮小はここしばらく速い割合で進んできたが、最近の変化は長期的な傾向と一致しているという。大赤斑の色は赤というよりもオレンジ色に近く、いつもは色が濃い中心部分にはっきりとした違いが見られない。 2015年1月19日にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された木星の地図。ほぼ連続した2自転分のデータから作成。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, A. Simon (GSFC), M. Wong (UC Berkeley), and G. Orton (JPL-Caltech)) 大赤斑には、その渦の幅ほぼ全体に及ぶ、普段は見られない細いフィラメント状の特徴が

    木星の大赤斑がさらに縮小、形・色にも変化
  • 逆光でとらえた冥王星に見られる窒素の循環

    探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近から15分後に撮影された高解像度の画像が公開された。冥王星のすぐそばにいると錯覚しそうなほどの迫力で、凍った山々や窒素の氷河、低く幾重にもたなびく「もや」などが見えている。地球の水循環に似た現象が冥王星でも起こっていることがわかる、研究者も驚きの画像だ。 【2015年9月18日 NASA】 7月14日に冥王星に最接近した探査機「ニューホライズンズ」は膨大な撮影データを少しずつ地球に送信中で、今回公開された画像は9月13日に地球に届いたデータから作成されたものだ。冥王星の明暗境界付近に広がる様々な地形が圧倒的な迫力で写しだされており、地表付近から100km以上の上空まで10層以上にも分かれている層状の「もや」もはっきりと見える。 ニューホライズンズの最接近から15分後に約1万8000kmの距離から撮影された冥王星。右側がスプートニク平原でその西(左)

    逆光でとらえた冥王星に見られる窒素の循環
  • アルマ望遠鏡、ビッグバンから8億年後の初期宇宙で銀河形成を目撃

  • 冥王星を流れる窒素の氷河、冥王星を覆うもや

    探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近から早くも2週間が経過した。観測データはまだ数パーセントしか送信されてきていないものの、公開される画像やデータはどれも大きな驚きや新たな謎をもたらしてくれる。このたび公開されたのは窒素の氷河や大気中の「もや」の画像だ。 【2015年7月28日 NASA (1)/(2)】 先週金曜日に公開された冥王星のクローズアップ画像では、ハート模様のトンボー領域内の西(ハートの左半分)に位置するスプートニク平原に見られる様々な地形が詳細にとらえられている。興味深いのは広範囲を覆う窒素の氷河(氷床)の流れた跡だ。地球の氷河と同様に、今も流れているかもしれない。 スプートニク平原周辺に見られる地形。多角形の地形、窒素の氷河、クレーターの多い領域が見える。クリックで拡大(提供:NASA/JHU APL/SwRI、以下同) スプートニク平原は窒素だけでなく一酸化炭素やメ

    冥王星を流れる窒素の氷河、冥王星を覆うもや
    tweakk
    tweakk 2015/07/29
    「画像の初期分析から、大気中の高度約80kmと約50kmに2層の「靄(もや)」が存在していることがわかった。靄は、冥王星を赤っぽく見せている炭化水素化合物を作る上で鍵となる要素だという」
  • 冥王星のクローズアップ画像公開、3500m級の氷山

    探査機「ニューホライズンズ」による冥王星のクローズアップ画像が公開された。最接近直前に撮影されたもので、3500m級の氷山が明瞭にとらえられている。また、衛星カロンの崖や谷、衛星ヒドラの画像なども公開された。 【2015年7月16日 NASA (1)/(2)/(3)/(4)/(5)】 日時間14日夜に冥王星フライバイ(接近通過)を見事に果たした探査機「ニューホライズンズ」から、そのフライバイ時に撮影された冥王星の初のクローズアップ画像が届いた。最接近1時間半前に、冥王星上空約7万7000kmから「ハート模様」の南端付近をとらえたものだ。全球の1パーセントにあたる領域で、3500m級の山々が存在している様子がはっきりとわかる。 フライバイ時に撮影された冥王星。左下の黄色い線は約80kmの距離を表す。クリックで拡大(提供:NASA/JHU APL/SwRI、以下同) これらの山々は水の氷でで

    冥王星のクローズアップ画像公開、3500m級の氷山
  • 7月1日朝、3年ぶりの「うるう秒」

    tweakk
    tweakk 2015/06/30
  • 冥王星の衛星「ニクス」と「ヒドラ」、予測不可能な不規則自転

    ハッブル宇宙望遠鏡の観測から、冥王星の衛星ニクスとヒドラが予測不可能な自転をしていることが明らかになった。これらの天体の表面に立ったとすれば、いつどの方向に日の出が見えるのかすらわからないだろう。 【2015年6月9日 HubbleSite】 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)による観測から、冥王星の衛星ニクスとヒドラが予測できないほど無秩序な自転をしていることがわかった。冥王星と、冥王星の約8分の1という大きな質量を持つ衛星カロンが互いの周りを回ることによって重力場に変化が生じ、その重力場の中に他の小衛星が存在しているためだ。小衛星が球形ではなくフットボールのような楕円形をしていることも不規則な自転に関係があるという。 自転するニクスの想像図(提供:NASA, ESA, M. Showalter (SETI Institute), and G. Bacon (STScI)) 月やカロン、木星の

    冥王星の衛星「ニクス」と「ヒドラ」、予測不可能な不規則自転
  • 110億年前の宇宙に近傍最大級の銀河団の祖先

    すばる望遠鏡による観測で、110億年前の宇宙に見つかった原始銀河団が「かみのけ座銀河団」のような近傍最大級の銀河団の祖先に相当することがわかった。銀河団中の銀河のガスは重元素量含有率が高く、その理由について新たな知見が得られた。 【2015年4月21日 すばる望遠鏡】 観測対象となった原始銀河団「PKS1138-262」。ひじょうに大規模な銀河団で、現代最大級の銀河団の祖先に相当すると考えられる。クリックで拡大(提供:国立天文台/ハッブル宇宙望遠鏡) 国立天文台と総合研究大学院大学などの研究チームが、110億年前の宇宙に見つかった2つの原始銀河団「PKS 1138-262(うみへび座方向)」「USS 1558-003(へび座方向)」をすばる望遠鏡を用いて調査した。2012年の発見時、これらの銀河団の銀河が集団化途上にあり複雑な分布をしていることや、勢いよく星を生み出していることなどがわかっ

    110億年前の宇宙に近傍最大級の銀河団の祖先
  • 天文ニュース、あまりに多すぎる板垣さんの超新星発見に仕様対応

    昨年末、超新星発見100個を達成した板垣公二さん。あまりに多すぎる発見に対応するため、アストロアーシ天文ニュースでは新たに「板垣」カテゴリを設けるなど、掲載仕様を変更することとした。 【2015年4月1日 アストロアーシ】 山形県の新天体ハンター・板垣公二さんは、昨年12月の超新星2014efで超新星発見100個目という快挙を達成した。 アストロアーシ天文ニュースで最初に板垣さんを取り上げたのは、2001年の超新星2001bq発見のニュース)。その後十数年にわたり、超新星のみならず彗星や新星の発見など板垣さんの活躍を報じる記事は、2015年2月までに134を数える(記事下部〈関連ニュース〉参照)。 次々舞い込む板垣さんの超新星発見の報に対応するため、これまで発見ごとにお伝えしてきたニュースを、今後は「板垣さんによる今月の超新星発見」と題した月報形式で掲載し、さらに従来のニュースカテゴリ

    天文ニュース、あまりに多すぎる板垣さんの超新星発見に仕様対応
  • 初めて観測、重力レンズによる超新星の多重像

    93億光年彼方で起こった超新星爆発が、重力レンズ効果により4つの像となってハッブル宇宙望遠鏡で観測された。超新星がこのような形で観測されるのは初めて。今後もう1つの像が時間差で出現すると予測されており、数年後の“答え合わせ”も楽しみだ。 【2015年3月6日 HubbleSite】 しし座の方向50億光年彼方の銀河団「MACS J1149.6+2223」の中に、その向こうにある93億光年彼方の銀河に現れた超新星が4重の像となって発見された。銀河団の強い重力がレンズのように超新星からの光をゆがませ、来の20倍も明るい像を見せている。こうした重力レンズ効果による多重像は、遠方の銀河やクエーサー(明るい銀河核)のものは多く観測されてきたが、超新星のものは初めてだ。 銀河団とそれに属する楕円銀河(枠内)の重力によって、さらに遠方の超新星が4つの像となって観測された(矢印)(提供:NASA, ES

    初めて観測、重力レンズによる超新星の多重像
    tweakk
    tweakk 2015/03/07
    こわい
  • 20分間で大きく変化 2013年ラヴジョイ彗星の尾

    tweakk
    tweakk 2015/03/06
    どう見ても精(略
  • 112億歳の星に5個の惑星

    生まれて112億年という古い恒星に、地球サイズの惑星が5個見つかった。天の川銀河内の惑星系としては最も古い部類で、惑星形成の歴史をうかがわせる発見だ。 【2015年1月28日 アイオワ州立大学】 NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、こと座の方向117光年彼方の9等星「ケプラー444」に地球サイズの惑星が5個見つかった。ケプラー444は生まれて112億年と老齢で、太陽より約70億年も古い星だ。138億年という宇宙の歴史の中でも早くから地球サイズの惑星が形成されていたということを示す成果となる。 英・米の共同チームによる研究では、ケプラー444のわずかな光度変化をもとに、星震学(星の内部の音波調査)によって星のサイズを調べた。その情報からさらに、太陽の約8割というケプラー444の質量や年齢がわかった。 一方、衛星ケプラーが光度変化を測定する来の目的は、天体が恒星の手前を通過する

    112億歳の星に5個の惑星
    tweakk
    tweakk 2015/01/28
    「こと座の方向117光年彼方の9等星「ケプラー444」」
  • 土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星

    430光年彼方の系外惑星が、土星の200倍という巨大な環をまとっていることが明らかになった。さらにその中では地球に匹敵する大型衛星も作られつつあるかもしれないという。 【2015年1月27日 ロチェスター大学】 2012年、ケンタウルス座の方向約430光年彼方の若い恒星J1407(1SWASP J140747.93-394542.6)に、土星のような環を持った惑星が見つかった。恒星の手前を惑星が通過する「トランジット現象」の観測データを調べたオランダとアメリカの研究チームが、2007年に57日間にわたって惑星の環によるとみられる複数回の減光が起こっていることをつきとめたのだ。 J1407bの巨大な環(イメージ図提供:Ron Miller) 研究チームによる新たな解析から、この惑星J1407bの環の巨大さが明らかになってきた。J1407bは木星の10~40倍の質量と考えられ、30個以上も重な

    土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星
  • 土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星

    430光年彼方の系外惑星が、土星の200倍という巨大な環をまとっていることが明らかになった。さらにその中では地球に匹敵する大型衛星も作られつつあるかもしれないという。 【2015年1月27日 ロチェスター大学】 2012年、ケンタウルス座の方向約430光年彼方の若い恒星J1407(1SWASP J140747.93-394542.6)に、土星のような環を持った惑星が見つかった。恒星の手前を惑星が通過する「トランジット現象」の観測データを調べたオランダとアメリカの研究チームが、2007年に57日間にわたって惑星の環によるとみられる複数回の減光が起こっていることをつきとめたのだ。 J1407bの巨大な環(イメージ図提供:Ron Miller) 研究チームによる新たな解析から、この惑星J1407bの環の巨大さが明らかになってきた。J1407bは木星の10~40倍の質量と考えられ、30個以上も重な

    土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星
    tweakk
    tweakk 2015/01/27
    「30個以上も重なる環の全体の直径は約1億2000万km。これは太陽~金星の距離よりも大きい」
  • 探査機「ドーン」、準惑星ケレス到着まであと2か月