Facebook投稿が原因で、政権が解体するかもしれない。SNS時代ならではのありえない話が、ノルウェー国会で現実味を増している。 ノルウェーには、過激な発言で計算された炎上戦略をする政治家がいる。 右翼ポピュリスト政党「進歩党」のシルヴィ・リストハウグ法務・危機管理・移民大臣だ。 進歩党の総会でスピーチするリストハウグ氏 Photo:Asaki Abumi ノルウェーの「また炎上してる」人 進歩党の「プリンセス」と称えられる、次期党首候補だ。 過激な言動、卓越されたメディア操作、ナショナリズムファンが集うFacebook個人ページを使い、ノルウェーの世論を二分させている。ワシントン・ポスト紙には「ノルウェー版ドナルド・トランプ」とも名指しされたことがある。 昨年、総選挙で中道右派政権が継続することになったばかり......のはずが ノルウェーは、2013年から保守派陣営が政権を担っている