韓国ではアシアナ航空の機内食問題含め、財閥の不祥事に対して市民から厳しい目が向けられている。しかし、7月に発表された韓国当局の公表資料を見ると、今回ばかりは財閥だけを責めることはできないようだ。 忠清北道(チュンチョンプクト)地方警察庁によると、飲酒騒ぎや路上放尿などを中心としたいわゆる“後進国型”軽犯罪が4年連続で2000件以上摘発されていたことがわかった。今年3月までで既に473件摘発されており、その内容では「飲酒騒ぎ」が191件で最も多く、次いで「無賃乗車・無銭飲食」(136件)、「路上放尿」(31件)、「騒音」(28件)、「ゴミの不法投棄」(17件)、「その他違反行為」(70件)と続いた。特に「飲酒騒ぎ」は前年同期比で203.2%(128件)も増加した。 軽犯罪の摘発件数が依然として減少しない理由について、警察関係者は、「秩序維持のため生活周りの不法行為への重点的な取り締まりを強化