東京の東部や埼玉の一部を流れる荒川の下流部は、人の手によって作られた「荒川放水路」と呼ばれ、水が通されて12日で100年となるのにあわせて東京 北区で記念のイベントが開かれました。 荒川放水路とは 「荒川放水路」は荒川の下流部にあたる埼玉県南部や東京23区東部を通って東京湾へ注ぐ人工の川で、全長およそ22キロ、川幅はおよそ500メートルにおよびます。 東京の下町を中心に大きな被害が出た明治43年の大洪水をきっかけに、鉄筋コンクリート造の水門など当時としては最先端の技術を導入して作られ、100年前、大正13年の12日、放水路に水が通されました。 荒川は北区の岩淵水門から下流の隅田川と放水路に分かれて流れていて、会場では水門を開け閉めして水量を調整する操作室の見学会も行わました。 参加した人たちは門の扉を開閉する「巻上機」が大きな音をたてて回転する様子を見たり、国の担当者から2019年の東日本