第15章 構造体 複数のデータをまとめて扱うには配列を用いましたが、配列では同じ型のデータしかまとめて扱う事はできません。 実際にプログラムを組んでいると、異なる型のデータをまとめて扱いたい場合がしばしばあります。 たとえば、学生の成績を扱うときに、int型の学生番号と、char型配列の氏名と、double型の点数をまとめて扱えれば便利だと思いませんか。 実は、この章で学習する「構造体」は幾つかの異なる型のデータをまとめて 1つのデータ型として扱うものなのです。 15-1.構造体の使用手順 サンプルプログラムを見ながら構造体の使用手順を説明します。 #include <stdio.h> /* (1)構造体の型枠の宣言 */ struct seiseki { int no; /* 学生番号 */ char name[20]; /* 氏名 */ double average; /* 平均値 *