愛してやまない人たちがいる。それは恋愛というよりも、アイドルを応援するようなファンのような気持ちとよく似ている。 そう彼らは世間では、「ユダヤ教の超正統派」と呼ばれている人々だ。学生時代に訪れたイスラエル。 夏のうだるような暑さにもかかわらず、男性は黒いスーツをフル装備している。ははあ、ここにも日本のサラリーマンと同じように暑いのに我慢している人たちもいるんだ、というなんだか「おつかれさまです」と声をかけたくなりそうな瞬間から、彼らにキュンときてしまった。 超正統派のおっかけ、始めました それ以来、私にとって「超正統派」というのはAKBのようなアイドルグループのような存在であり、追っかけの対象となった(当時はまだAKBなんて存在していなかったが)。どこまでおっかけていったか? 地元のイスラエル人ですら、「ここは危険だから気をつけた方がいい」などと忠告をしてくるにもかかわらず、超正統派の町を
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