新聞紙や雑誌を発行し我が家の春を謳歌してきた伝統的なプリントメディア社も、米国においては今や構造的な不況業種と呼ばれ出している。そこでプリントメディア各社は、事業の重心をプリントからオンラインへシフトさせるのが急務になってきている。 ところが、伝統的なプリントメディア社のオンラインシフトは、必ずしもうまくいっていない。プリントメディア時代のノウハウや人的リソースが生かされない。それどころか、オンラインシフトのあしてまといになりがちであったからだ。それでも先進的なプリントメディア社、たとえばNYTや英Guardian、Washington Postなどは、サイトで新しいオンラインメディアの在り方を試行錯誤的に挑んできた。だが残念ながら、オンラインシフトで先行したからと言って、今のところ大きな成果を挙げていないのが現状である。 先週、Washington Post社から、2010年第4四半期(