3月12日19時以降、日本の標準時を電波時計に発信する電波送信所が停波している。そのため電波時計の時刻が合わなくなったとの問い合わせが、運用元の情報通信研究機構(NICT)に寄せられているという。 電波時計とは通常の時計としての機能のほかに、標準電波を受信することによって時刻を自動修正する機能を持った時計。数十万年間でも1秒以下の誤差という高精度で、人手による時刻合わせが不要などの手軽さから人気となっている。NICTによれば、2000年12月末の段階で200万台以上が販売されているとのこと。 日本には九州のはがね山標準電波送信所(60kHz)と、福島県のおおたかどや山標準電波送信所(40kHz)の2箇所の送信所がある。このうちはがね山標準電波送信所は通常通りの運用を行っているが、おおたかどや山送信所は、福島原発周辺地域に避難指示があったことを受け、所員も地域外に退避した。これに伴い、同送信
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