参院東京選挙区(改選数6)で、ほぼ当選が確実視されている公明党代表の山口那津男氏と共産党の吉良佳子氏。どちらが得票を上回るのかに関心が高まっている。 ともに都市部の庶民層に支持者が多い両党は長年、しのぎを削ってきた。東京選挙区で公明は1962年の第6回参院選から候補者(公明政治連盟)を擁立しているが、前回(第24回)までで、共産候補に得票で負けたのはただの1度だけ。1965年に共産・野坂参三氏がトップ当選した際、公明・北条浩は約1万票差の2位だった。 今回、序盤は山口氏がリードしていたが、ここへきて吉良氏が猛烈に追い上げている。党の代表が半世紀ぶりに共産候補に負けるのはタダごとではない。公明幹部は「吉良さんには負けられない。カッコ悪いじゃない」と漏らす。 「代表として全国を飛び回り、自分の選挙がおろそかになるのは前回も同じですが、今回、脅威なのが、れいわ新選組から出ている野原善正候補。創価