大手電機メーカーのパナソニックは、不振が続く個人向けのスマートフォン事業から撤退する方針を固めました。 パナソニックのスマートフォン事業は、アップルなど海外勢との競争が激しくなっていることや、NTTドコモによるサムスンとソニーの機種を優先する販売戦略などで苦戦が続いていて、スマートフォンを含む携帯電話事業は、ことし4月から6月の決算で54億円の営業赤字に陥っています。 このためパナソニックは、今後も業績の改善は難しいとして、国内の個人向けのスマートフォン事業から撤退する方針を固めました。 来年3月までにマレーシアの工場でのスマートフォンの生産を打ち切るほか、この冬以降は、NTTドコモ向けの新製品の供給を見送る方針です。 一方、パナソニックは法人向けや海外向けに特化したスマートフォンや、従来型の携帯電話の事業は継続するとしています。 国内メーカーのスマートフォン事業を巡っては、販売競争が激し