米衣料品大手のラルフローレンは4日、高級店が並ぶニューヨーク・マンハッタンの「五番街」にある旗艦店を15日で閉店すると発表した。価格が高めの衣料品が多い同社は最近、安価なファストファッションに押されて業績不振が続いている。今後はインターネット販売に軸足を移して立て直しを目指す。 閉めるのは「ポロ・ラルフローレン」の店で、トランプ米大統領が住んでいた「トランプ・タワー」のすぐそばにある。閉店やオフィスの見直し、人員削減で年1億4千万ドル(約155億円)のコスト減を見込む。 同社は昨年6月、従業員約1千人の削減や50店以上の閉鎖を発表したが、さらなるリストラに踏み切る。 ジェーン・ニールセン最高財務…