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2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として浮上していた「サマータイム」(夏時間)について、自民党の遠藤利明・東京五輪実施本部長は27日、「20年の導入は難しい」との見通しを記者団に語った。政府・与党内で慎重論が広まっており、五輪にあわせた導入は見送られる方向だ。 自民党はこの日、導入による効果や悪影響を検討する研究会をつくり、初会合を開いた。出席議員からは、国民生活への影響の大きさや必要となるシステム改修の負担への懸念など導入に批判的な意見が続出。終了後、遠藤氏は「気持ちとしては(20年までに)導入したいが、システムの問題や世論の反応から物理的に難しい」と語った。 研究会は今後も議論を続け、年度内をめどに中間報告をまとめる予定だが、遠藤氏は「20年のためではない。低炭素社会をつくる一つのきっかけとして進めていきたい」と説明した。 標準時を夏季に1~2時間早めるサマータイムは、屋外競
現代の中国で1億2700万年前の恐竜時代に生きていた鳥類ジングオフォルティス・ペルプレクサスの復元図。(Illustration by PNAS) 中国河北省で、1億2700万年前の奇妙な新種の鳥の化石が発見された。ティラノサウルスなどの恐竜や始祖鳥が持つ長く骨ばった尾が退化し、尾は短くなったものの、現代の鳥のように扇状の羽はまだ現れていない。9月24日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された論文で、ジングオフォルティス・ペルプレクサス(Jinguofortis perplexus)と名付けられたこの鳥は、飛翔能力の進化における重要な転機を示していると古生物学者はいう。(参考記事:「恐竜時代のひな鳥の化石、通説上回る多様性が判明」) この鳥にはほかにも、翼についた指の爪、小さな歯が並ぶあご、そして肩甲骨と烏口骨が1本に融合した肩甲烏口骨など、祖先の恐竜が持っていた特徴
性暴力の被害者を、被害から生き抜いた人という意味を込めて「サバイバー」と呼ぶことがある。被害を受けた過去はあっても、それだけがサバイバーの人生ではない。今、彼女ら彼らはどんなふうに生きているのか。それぞれの今を追う。 「花そのものの姿を生かしたデザインが好きです。花と対話をしながら活けている感じがする。そういうとき、幸せそうな顔をしてるって言われます」 この記事の写真を見る 高橋エリさん(仮名・40代)。フラワーデザインに関する資格を持ち、長年、国内外で花に関する仕事に携わってきた。彼女は10代半ばで、監禁と集団強姦の被害に遭っている。 ■高校生のときに遭った拉致監禁 人生で何度か、忘れられない瞬間があるとエリさんは言う。1つ目は、高校生のとき。春休みが明けて登校し、仲の良い友人たちと、いつもと同じように雑談をしていた。あの先輩がかっこいいという、たわいもない会話。その瞬間、自分だけがエレ
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