「関手は自然変換」という記事で、関手の射パートが自然変換になることを指摘しました。この記事では、自然変換が関手として解釈可能なことを説明します。 自然変換が関手であることを、アロー構成〈Arr構成〉に関する“とある公式”の特別なケースと位置付けます。アロー構成で得られるアロー圏は、定義の上では二重圏ではありませんが、二重圏にしようと思えばそうできます。つまり、アロー圏は二重圏の事例ともなります。(この記事では二重圏に仕立てていませんが。)$`\newcommand{\In}{\text{ in }} \newcommand{\cat}[1]{\mathcal{#1}} \newcommand{\mrm}[1]{ \mathrm{#1} } \newcommand{\twoto}{ \Rightarrow } `$ 内容: アロー圏 アロー構成の繰り返し アロー圏の反射的グラフ構造 自然変換