認知度向上やブランドイメージ浸透を主目的としているマス広告は、厳密なROI測定は困難とされてきましたが、広告費算出の根拠としての広告効果測定は以前から行われていました。その代表的なものがテレビのスポットCMを評価するため、視聴率(※1)を元に算出されていたGRP(Gross Rating Point延べ視聴率)(※2)です。 毎分平均視聴率1%の番組に、テレビCMを1本流すことを1GRPと表し、大手FMCG(日用消費財)メーカーでは新商品プロモーションに数千GRPを投下して、売上高と比較する広告効果測定を行っています。人間は通常1回くらいCMを見た程度では記憶できません。そのため最低6回(=600GRP)はCMを打つ必要があると言われています。同様の考え方で、雑誌はページ単位、新聞は段単位で、閲読率や購読率と掛け合わせることで露出量を算定します。 近年は、タイムシフト視聴に加え、モバイルや
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