台風10号による記録的な大雨の影響で、北海道や東北を産地とする野菜が品薄となり、東京都内の青果店の中にはじゃがいもやたまねぎなどの値段を上げるところが出始めています。 このため、北海道産のじゃがいもは1袋250円と、去年の同じ時期と比べておよそ4割値上げしたほか、たまねぎや大根なども6割から3割ほど高い値段で販売されています。 このほか、この時期、市場に出回る北海道産のほうれんそうは、ほとんど入荷できないため、別の産地で補っているということです。 店を訪れた33歳の女性は「値上がりしているのは、日頃よく使う野菜ばかりで困っています。被災地の農家の復興が進み、1日も早く元どおりの生活に戻れることを願っています」と話していました。 青果店の店長は「台風の影響でこれまでになく野菜の高騰が続いています。被災地の農家は厳しい状況なので、しばらくこの状態が続くと思います」と話していました。