数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 2005年に経営統合して誕生したバンダイナムコホールディングス。キャラクターを徹底活用した収益モデルが奏功し、ようやく過去最高益が見えてきた。 2012年2月に、12~14年度の中期経営計画を発表したバンダイナムコホールディングス(以下バンダイナムコ)の石川祝男社長の表情は晴れやかだった。14年度の営業利益は、05年のバンダイとナムコの経営統合以来の最高益を更新する計画だからだ。 図(1)のように、バンダイナムコはシナジーを発揮できず、ヒット商品不足の影響もあり、低迷が続いてきた。ここにきて好転を促したものは何か。 一言で言えば、キャラクターを中心としたビジネスモデルへのシフトである。図(2)はセグメント別の売
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