宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は6月1日、準天頂衛星「みちびき」2号機を搭載したH-IIAロケット34号機の打ち上げに成功した。午前9時17分に種子島宇宙センターから打ち上げ、その約28分後に衛星を正常に分離した。 【画像】空高く昇っていくロケット みちびきは、日本のほぼ天頂(真上)を通る軌道を周回する衛星。米国のGPS(Global Positioning System)信号と互換性のある信号を送信し、山間部や都心部の高層ビル街などでも安定して位置情報を取得できるようにする。 打ち上げ済みの初号機、今回打ち上げた2号機、年内打ち上げ予定の3、4号機の合計4機体制で運用する考え。これまでGPSは最大数十メートル程度の誤差があったが、みちびきはGPS衛星の信号と補完し合うことで、誤差1メートルから数センチ程度に測位精度を高めるという。 内閣府の鶴保庸介特命担当大臣は「日本