2. 政府情報の多様化とアクセス保障 天理大学人間学部教授 古賀 崇 1.「政府情報の多様化」をめぐる現状:オープンデータを中心に 政府(以下、自治体等も含むものとする)の活動、あるいはより広い社会活動の電子化・ネットワーク化に伴い、多くの国々で「政府情報の多様化」が進んでいる。その一例はウェブサイトによる情報発信の進展で、かつては「灰色文献」と呼ばれた政府系の報告書や審議会議事録などもウェブでの公開が進む一方、日々のお知らせなど「動的」なコンテンツが増え、動画など形態面でも多様化が進んでいる。また、政府内部の業務のために、あるいは外部とのやり取りに用いる公文書も電子化が進み、「電子メールをいかに公文書として取り扱うか」という点などが各国で議論され、電子公文書をめぐる制度化も進行している。さらに近年の動向としては「政府からのオープンデータの提供」の取組も各国で進行しており、これは市民参加な
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