『シリコンバレー精神』について書いた昨日のエントリーには、著者の梅田望夫さんからソーシャルブックマークを付けていただいた。感想を一言吐いたら本の著者からたちどころに反応があるなどということは、僕がこれまで暮らしてきた世界では決して起こりえない話のはず。それなのに、どういうわけか僕は著者から自然な呼びかけがある世界にだんだん馴染み始めているようだ。不思議なもので。 ところで、昨日の続きで、もう少しだけ『シリコンバレー精神』の話をしてみたい。昨日のような書評めいた文章を書いてみましょうモードを離れて、僕が個人的にとても印象に残った話について書いてみたいと思ったから。 それは「人生のギアがぜんぜん違う」という一編。梅田さんの奥さんが日本語の先生を務めるヒューレット・パッカード勤務のスティーブさんに誘われて、二組の家族が一緒の夕食後に散歩に行き、たどりついた丘の頂上から「はっとするほど美しい」サン