「軽くて、割れない」ペットボトルが進化を続ける。飲料各社は1gでも軽いボトルの開発にしのぎを削る。一方、ワインなど新しい用途へも広がりつつある。 「絞れるボトル」――。今年5月に日本コカ・コーラが発売したミネラルウオーター「い・ろ・は・す」のウリは、飲み終わった後、まるで雑巾のように絞ることのできるペットボトルだ。ボトルの厚さを従来品より約4割薄くすることで、簡単に潰せるようになった。 「500ミリリットルのペットボトル容器で国内最軽量を目指したら、紙くずみたいに潰せるものができた」。開発を担当した日本コカ・コーラの松岡建之・テクニカルコマーシャリゼーションパッケージグループ・プロジェクトマネジャーはそう話す。 重量は40%減、国内最軽量へ