民間調査会社の帝国データバンクは16日、総合格闘技「K―1」を運営していた「FEG」(東京・渋谷区)が、7日付で東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。負債総額は不明。 K―1は、空手やキックボクシングなどの選手が共通ルールで戦う格闘技として1990年代から人気を博してきた。 しかし、発表によると、ここ数年はスポンサー収入の減少やファン離れが進み、同社の資金繰りが悪化。財政難から2011年の「K―1グランプリ」も中止となっていた。 同社は03年、興行会社「ケイ・ワン」を巡る脱税事件を受け、K―1のイベント興行権を受け継ぐ形で設立されていた。