反転しているのはMacのPhoto Boothで撮影したため。今日のオススメ本は昨年末に出版されたフランコ・ベラルディ(ビフォ) の『プレカリアートの詩 記号資本主義の精神病理学』。装丁も含めて好きな本。 経済が病気というなら、いっそ崩壊してしまえ 未来のことは心配ない、そんなものないのだから 2001年9月11日以来、自殺こそがわたしたちの時代における決定的な政治的行為となった。人間の生命が無価値になるとき、屈辱はもう耐え難く爆発しそうなほどにまで育つ。このとき希望はおそらく、自殺からのみ生じうるのである。 希望は自殺! パラパラとページをめくって目に留まった文章を書き写してみたが、なんとも悲観的な! でもボクはこの本を読んで希望が湧いてくる。自分と同じような感覚で世界を認識している友と出会えたような、しかもアイロニーのセンスまで共有しているような。 本人に登場していただこう。2008年