一定期間更新がないため広告を表示しています
「代替医療」とは英語のalternative medicineの訳語で、本来は「効果は認められているが作用機序不明な伝統医療」や「効果の程も怪しい民間療法」「最先端の仮説に基く治療法だが真偽がはっきりしていないもの」などを広く含む用語である。 つまり、「治療効果は本物だけど科学理論で解明できてない」から「科学的だけど治療効果は疑わしい」「単なる健康法」、果ては「まったくのニセモノ」までが全部一括で「代替医療」と呼ばれているわけだ。 これはマズい。 なにが拙いって、"医療"の2文字が入っているために一見して正しく治療効果のある医療行為であるかのような印象を与えてしまうことが、だ。 東洋医学のように経験的に効果は認められている(が理論化されていない)ものを呼ぶ呼称としては悪くないのだが、ホメオパシーのように原理的にも実証的にも効果のなさがはっきりしているものや心霊治療のようなオカルトまでもが含
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
2009-03-17 ■ EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より 2009-03-17 魚摂取ガイドラインは環境的に持続可能ではない 論文 Fish consumption guidelines not environmentally sustainable 16-Mar-2009 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-03/cmaj-fcg031009.php 世界中の保健当局や医学団体が健康上のメリットがあるため魚をもっと食べるように薦めており、途上国での魚… 2009-03-17 未承認湿疹クリームにステロイド MHRA CAM Unlicensed eczema creams found to contain steroids 16 March 2009 http://www.mhra.go
最近OEMメーカーや部品メーカーと打ち合わせがあって、雑談の感想。 どうも以前のエントリーの評判が悪いようだ。「疑似科学は潰しきれない」「多くの製品は情緒を売っているので科学的で無い件」は非耐久消費財・耐久消費財ともに情緒を売っているのであって科学的機能を販売しているわけでは無い事例が多いという指摘であって、その情緒は科学と相反するので、非科学・疑似科学との境目はグレーゾーンだよということ。そして業界関係者でもなければ境目は分からんだろという指摘なのだ。ところがピントがズレてるとか、細かい表現ミスは全体がおかしいという全否定や、題名で脊髄反射とか、、、頭悪いなぁという印象。メーカーでモノを作っていなければ「頭悪い」というのも言い過ぎか、でもだからこそ興味ある人は「勉強してね」というメッセージのつもりだったのだがorz。 でもそれで引っ込むのも癪に障るということで、小学生にもわかるように「境
2009年02月15日 Permalink Comments(0) TrackBack(0) 科学トピックス とうとうマスコミでも批判が ゲンダイネットに「茂木健一郎に噴き出た賛否両論」と題した記事が掲載されていた。 内容は、テレビに出ずっぱりだけど、最近はコメントも気が利いていないし、いろいろな批判も出ているよというもの。 livedoor ニュース - 茂木健一郎に噴き出た賛否両論 via kwout ただ、この記事で弱いのは、「茂木氏は科学者ではない」といっているのが“物理学者”の大槻名誉教授ということだろう。これが、理研のA先生とかI先生、あるいは日立のK先生のコメントだったら、それこそ大ダメージだったろう。 それでも、まあ、ほとんどの神経科学者で、茂木さんを一流研究者と思っている人はいないんじゃないかと思う。その認識は、よく言えば神経科学の“伝道者 (evangelist) ”、
“脳ブーム”が続いている。書店には脳関係の書籍を集めたコーナーが設置され、脳を鍛えてスキルアップを図れるとうたうゲームや教育教材、セミナーなどが人気を集めている。だが、そうした「脳力アップ」をうたう本や商品の中には、実証データに反する迷信や、極端な誇張、根拠の薄い俗説が少なくない。脳力アップグッズを手に取る前に、一度立ち止まり、貴重な時間とカネを投じるに値するか慎重に吟味した方がいい。 実は脳ブームは日本に限らない。そして、脳に関する迷信や根拠に乏しい言説も世界に共通する。心ある専門家たちはそれを「neuromyth(神経神話)」と呼んでいる。 世界中の脳精神科学者や教育学者が新たな知見を持ち寄り、脳の学習機能を論じた経済協力開発機構(OECD)の報告書『Understanding the Brain: The Birth of a Learning Science』は、脳科学の発展が教育
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
英マンチェスター(Manchester)で、サンドイッチ店の前に立つ女性(2006年10月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/PAUL ELLIS 【1月6日 AFP】多くの人びとがクリスマスから新年にかけての疲れを引きずったまま仕事始めを迎えた5日、英国の科学者らの団体が「デトックス」製品には効果がほとんどないとする調査結果を発表した。 300人以上の大学院生や博士号取得者でつくる「Voice of Young Science(VoYS)」が行った調査によると、「デトックス」ついて同じ定義を用いている企業は1社としてなく、各社が主張するデトックス製品の効果もほとんど「無意味」なものだったという。 さらに、デトックスという言葉は「足用パッチからストレートヘアアイロンにまであらゆるもの」に使用されているものの、デトックス作用がどういうものなのかについて信頼性や一貫性のある説明はなかったとい
「メディアリテラシー」ということばがある。Wikipediaには「情報メディアを主体的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力」と定義してあって、そもそもWikipediaをソースとして使うこと自体がメディアリテラシーの観点からは問題になりうるのだろうが、この定義はよく見かけるものとさほどちがわないように思うので当面これを使っておく。他の定義もいろいろあって、最近は発信者としての個人に着目するものも少なくない(英語版のWikipediaはその色合いがより強い)が、まあそれはそれとして。 でも最近、もう1つ、新たな意味が必要なのではないかと思ったりすることがある。それは、「メディアの人たちのリテラシー」だ。 メディアリテラシーということばは、なんだかんだいっても、マスメディアが発信者、個人が受信者という図式をデフォルトとして念頭においているように思う(歴史的な経緯か
「無燃料で永久発電、開発した」700万円詐欺容疑2008年12月1日13時10分印刷ソーシャルブックマーク 「無燃料で永久に発電するシステムを開発した」などと称して、存在しない未公開株の購入代金として男女4人から計700万円をだまし取ったとして、高知県警捜査2課と高知署は1日、会社役員石崎貞利容疑者(60)=高知市上町1丁目=と、会社役員西本昌司容疑者(48)=札幌市中央区=を詐欺の疑いで逮捕した、と発表した。県警は2人が全国の約70人から総額約1億円を集めたとみている。石崎容疑者は「金を集めたことは間違いない」、西本容疑者は「悪いことをした」と供述しているという。 県警によると、両容疑者は共謀して、企業が「無風力発電システム」を開発したなどと称して、講演会で、ありもしない未公開株について「1株35万円が数倍にもなる」などとうそをついて購入を持ちかけ、05年9〜12月、大阪、兵庫、和歌山な
2005年7月15日 SSRIは本当に効くのか [医学・科学関連] 7月16日発刊のBMJ最新号に、「成人における抗うつ剤の効果について」という論文が掲載されている。これは英国政府が運営している"The National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE)"が最近出した「成人うつ病の治療にはSSRIを第一選択剤とするべき」という、うつ病の治療指針に対して真っ向から反論した画期的なものである。かねてより私は、SSRIはあんまり効かんのではないかと思っていて、滅多に使うことがないので(『論文読む限りでは、毛唐には効くみたいなんですけどねぇ』なんて説明したりする)、こりゃ有り難い援軍だと、早速内容を斜め読みしたので紹介してみる。 この論文はロンドン大学精神衛生科学の講師、ジョアンナ・モンクリエフとプリマス大学心理学教授、アービ
■メーリングリストにながれてきた情報を転載。■リンクを、かってにハラナが補足。 以下転送公開可 -------------------------------------------- 札幌の小林です。札幌で開催される「人体の不思議展」についは、過去の731部隊の残虐非道を繰り返すものであり、人権、人道を無視し、猟奇趣味を煽るもです。本日、札幌市、北海道に後援取消しの要請をしましたのでお知らせします。 他の市民運動グループでも、関係各所に抗議の声を届けてください。宜しくお願いします。 2007年3月26日 札幌市教育委員会 様 札幌市教育委員会が「人体の不思議展」の後援を取り消すよう申入れます。 過去と現在を考えるネットワーク北海道 代表 小林 久公 人体の不思議展の会場には模型ではなく本物の人体を樹脂加工した標本が
「下村脩です」―。山形県鶴岡市の加茂水族館に24日正午ごろ、ノーベル化学賞を受賞する米国の下村脩さんから電話が入り、職員を驚かせた。オワンクラゲの光らせ方を伝授されたという。 下村さんはオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見し、受賞が決まった。オワンクラゲを飼育する数少ない国内施設の同館は急きょ、展示スペースを拡大。お祝いの電報、手紙、村上龍男館長(68)が執筆した写真集「加茂海岸のクラゲ」を下村さんに送っていた。それに対するお礼の電話だった。 「ご本人ですかと聞き返した。本当に驚いた」と電話に出た村上館長。手紙には館の経営危機をクラゲ展示で脱したことや、人工繁殖のオワンクラゲが緑色に光らないことなどをつづった。「光らないんだって? (薬品の)セレンテラジンを餌に混ぜれば、2週間で光る」とアドバイスを受けたという。 クラゲに関する会話は十分間に及び、「写真集はきれいですね
またの名を「PSI九段下ニセ科学研究所」とか「PSI九段下総研」とか 『ポピュラーサイエンス日本版』から『家電批評』『MONOQLO』と渡り歩く「ニセ科学研究所」のBLOG 前エントリ〈江本勝『水からの伝言』と「波動」ビジネス 1〉の続きです。 すでに述べたように、『水からの伝言』やその類書は、波動製品のマーケティング・ツールとして利用可能なものです(すでに、そのように機能していてもおかしくありません)。また、著者の江本勝氏は、波動製品を扱う企業グループの代表であり、「波動の第一人者」を自認しています。ということは、この本は単なる「健康グッズの販促ツール」だったのでしょうか。 ここでは、同社の扱う波動製品や、波動を根拠とするサービスについて見て行きましょう。 ■数千円の健康グッズから300万円超の波動製品まで 実際に同社グループのWebサイトでご確認いただければわかりますが、扱われている製
またの名を「PSI九段下ニセ科学研究所」とか「PSI九段下総研」とか 『ポピュラーサイエンス日本版』から『家電批評』『MONOQLO』と渡り歩く「ニセ科学研究所」のBLOG #このエントリのコメント欄は2010/05/05に閉じました。 #お手数ですが、以後コメントは「2」のコメント欄へお願いいたします。 ご存知の方はとうにご存知ですが、『水からの伝言』の著者である江本勝氏は、「波動」製品などを扱う会社の代表です。 著者自身のいうところを信じれば「波動ビジネスの元締め」のような方です。また、同書や類書は、ごく控えめに言っても波動製品マーケットの拡大に役に立っていそうです。その辺のお話をまとめてみました。 このエントリの主旨は、「だから買うな」とか「使うな」「読むな」「信じるな」等ということではありません。第三者に勧める前に、立ち止まってみてください、ということです。また、この話が「道徳とし
【作成中】『水からの伝言』の基礎知識【基礎編】 作成開始:2008.02.05. 暫定公開:2008.02.24. 最終更新:2008.03.06. PSJ渋谷研究所X謹製 MAIL 江本勝氏の『水からの伝言』『水は答えを知っている』に関する基礎的な事柄を集めてみました。『水からの伝言』に関して調べる際の補助、同書についてなにかを述べる際に、うっかりしたことを言ってしまわないための簡易版情報源でもあります。 この「基礎知識」は、大きく「基礎編」「考察編1、2」「資料編」の3つに分かれています。全体ではそれなりの分量ですが、できるだけ短めに概略をまとめることを目指しています。 このページの記述では物足りない方、より詳細を知りたい方には、学習院大学の田崎晴明教授によるWebページ「『水からの伝言』を信じないでください」をお勧めします。 【ご協力ください】 いま手元に書籍の現物がないので、主に記
日本では超有名な、「皮ふ疾患・外傷治療薬」ですね。オロナインH軟膏の説明にもそう書いてあります。薬局で薬剤師さんに勧めてもらった人も多いでしょう。あなたの家にもありますか?w。 主成分「グルコン酸クロルヘキシジン液」 そう、、、ただの消毒剤です。医療界では有名な消毒薬「ヒビテン」と同じ成分です。 普通、皮膚科薬で「H」といえば、ヒドロコルチゾン入りとなるので、、、これもそうだと私も思っていたのですが。 湿疹や痒みにとりあえずオロナインを塗ってきたという人は今でも結構多いのではと。 まあ、局所麻酔薬が入っていたり、かぶれたりする皮膚系市販薬も多い中、まだましな部類なのかもしれませんが。。。 効果・効能は「にきび・吹出物・はたけ・やけど(かるいもの)・にきび・しもやけ・あかぎれ・きず・水虫(じゅくじゅくしていないもの)たむし・いんきん・しらくも」です 。 注意書きには(1)湿疹(ただれ、かぶれ
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く