名古屋市の救急搬送、大幅減少 08年は10万件割れへ2008年12月31日14時31分印刷ソーシャルブックマーク 08年の名古屋市の救急搬送出動件数が、大幅に減少することが確実となった。11月末までで前年同期に比べ約5千件減っており、4年ぶりに10万件を割り込む見通しだ。減少は全国的な傾向だが、名古屋市は特に顕著で、なぜ減っているのか、関係者も首をかしげる。 市消防局によると、05年以降、救急車の出動件数、搬送人員とも増加傾向が続いていた。現場から医療機関に収容するまでの平均時間も、07年は28.1分に上り、全国平均の26.4分に届かなかった。 しかし今年は、前年同月に比べ出動件数が多かったのは、うるう年のため1日多かった2月と熱中症が多かった7月のみ。11月末までは、前年同期比で出動件数は5133件、搬送人員は5688人少ない。12月が前年並みとしても、出動件数は約9万6千件、搬送人員は