ミュージシャンで俳優の押尾学容疑者(31)の逮捕で、にわかに注目を浴びたのが合成麻薬「MDMA」。酒井法子容疑者ら逮捕者が相次いでいる覚醒剤・大麻ほどの“メジャーさ”はないが、手軽に摂取できるうえ、独特の多幸感が得られるとして若者の間で急速に広まっているという。しかし、致死性の「毒」が混じった“不良品”が出回っているほか、「脳に深刻な後遺症を残す」との指摘も。一体どんな薬物なのかを体験者に聞いた。関連記事エクスタシーといわれる合成麻薬MDM…押尾学容疑者を逮捕 MDMA服用容疑記事本文の続き 「MDMA」(メキレンジオキシメタンフェタミン)は興奮・幻覚作用を起こす合成麻薬の一種。精神疾患の治療薬として誕生したが、1980年代後半、麻薬として欧州で爆発的に流行した。主にテクノ系の音楽を流すクラブや「レイブ」とよばれる野外イベントで広まったが、90年代後半には日本でも「エクスタシー」「バツ」「