![リチャード・ホーフスタッター(著),田村哲夫(訳) - アメリカの反知性主義](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/832e3bf44c4cefab2bf7f9959e48667120d002a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41SEqP2UJbL._SL500_.jpg)
ルネ・ゲノン(1925年の写真) ルネ・ジャン・マリー・ジョゼフ・ゲノン(René Jean Marie Joseph Guénon, 1886年11月15日 - 1951年1月7日) (あるいはアブドルワーヒド・ヤフヤ)は、フランスの思想家。形而上学、エゾテリスム(秘教)、「聖なる科学」、さらには象徴やイニシエーション(秘儀伝授)まで様々な対象に関する著作を残している。 その著作の中でゲノンが提案しているのは、「東洋の形而上学の教義の諸様相を直接的に説明すること」(この教義を彼は「普遍的性格」のものだとしている)、あるいは「この教義の本質に厳格に忠実であり続けながら、教義そのものを西洋の読者のために適用すること」であった。ゲノンは、この東洋の教義の持つ「非個人的性質」について繰り返し述べつつ、これらの教義を「伝達する」行為を支持したのみである。ゲノンの著作は20以上の言語にすでに翻訳され
『ビッグイシュー(168号)』に、中島岳志氏と、 『お寺カフェ』*1、『彼岸寺』*2 の松本圭介氏 の対談が掲載されている(参照)。 仏教については、虚無をめぐる考え方がずっと気になっているのだが、 父が死んだときの葬儀屋と僧侶が、あまりに耐え難い人たちだった 俗世秩序を単に肯定し、変革を否定する抑圧思想ではないかという疑念*3 などから、少なくとも現存する社会インフラとしては、「巻き込まれてはたまらない」と思っていた*4。 以下、上の記事より(強調は引用者): 中島岳志: 私は今36歳なので、20歳の時が95年なんですね。松本さんは? 松本圭介: 79年生まれ、31歳です。 中島: 95年にオウム真理教事件と阪神大震災があったんですが、私はポストモダンの延長上にある思想に非常に違和感を覚えていて、親鸞とか保守思想みたいなところに軸足を置いていったんです。松本さんが学生だった90年代後半は
http://anond.hatelabo.jp/20080313030006 読んでいると恥ずかしいゴミ本 (改題前 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書) 「現代思想の遭難者」らしい、典型的な人文系アタマの悪いリストになっているので(そこが「つり」なのか)、ちょっといじってみる。 こういうリストに束ねられた本を指して「人文書」とか、言うのだろう。 「人文書」のダメなところは、改訂がないこと。 時代ごとに流行廃りがあって、差し替えはあっても、蓄積がない、進歩がない。 だから、情報の量質ともに(さらに読みやすさの点でも)ふつうの教科書に軽く負けてしまう。 教科書は、読者に受け入れられれば改訂があるし、メジャーな分野なら競争もある。さらには練習問題までついている。 でも、人は学校も教科書も嫌いだから、人文書を読むんだもんな。動機付けとして「つくる会」みたいだ 。 プラトン『国家』 →「国家
承前*1 『読売』の記事; 「石は神様気付かない」消火器投げ込み男、再逮捕 大阪、兵庫など4府県でプロテスタント系教会や付属施設に消火器などが相次いで投げ込まれた事件で、大阪府警捜査1課は23日、無職池田康政容疑者(29)(逮捕)を、別の教会に対する器物損壊容疑で再逮捕した。 池田容疑者は、既に計72件の犯行を認めており、「初めは石を投げ入れていたが、神様が気付いてくれなかったので、(消火剤が噴霧する)消火器を使った」などと供述。大阪地検は同日、1件目の事件について処分保留とし、近く正式な精神鑑定を行う方針。 発表によると、池田容疑者は、4月27日午前5時頃、大阪市此花区のプロテスタント系教会に併設された保育園に消火器を投げ込み、窓ガラスを割った疑い。 (2010年7月23日19時21分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/201007
左後ろ足立ちの動物をかたどった紋章様式の「見えざるピンクのユニコーン」の肖像。 見えざるピンクのユニコーン(みえざるピンクのユニコーン、英: Invisible Pink Unicorn、インヴィジブル・ピンク・ユニコーン、略称:IPU)は、有神論を揶揄したパロディカルトにおける女神であり、「見えないのにピンク色」という逆説的なユニコーンの形をとっている[1]。 その特徴は有神論の神性に関するいくつかの矛盾を皮肉っている点にあり[2]、無神論者や他の宗教懐疑論者が使用する修辞的な主張として作られた。 例えば「あらゆる有神論の“神”という言葉を“見えざるピンクのユニコーン”に置き換える」といったように超自然的存在に対する信仰を恣意的に揶揄するのによく使われる[3]。無神論のニュースグループ alt.atheism のFAQでは、見えざるピンクのユニコーンの用途についてまとめられている: 「そ
【ダラムサラ(インド北部)栗田慎一】ノーベル平和賞受賞者で、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(74)は6月の訪日を前に、亡命政府のあるダラムサラで毎日新聞と会見した。自殺者が12年連続で年間3万人を超える日本。ダライ・ラマは「周囲に頼っても何ら問題ではない」「拝金主義から脱し、隣人が苦しんでいる時こそ救いの手を」と語り、病める日本社会にメッセージを発した。 長引く不況に伴うリストラや借金苦、学校や職場でのいじめ……。自ら命を絶つ人のほか、心を病む人も多い。そして、悲しみは周囲に広がる。「日本は経済成長で(人々の心は)限界に直面し、今では経済の分野でも世界規模の危機の中で苦しんでいる」と案じる一方、「現代社会は人間への慈しみや愛が欠けている」と説いた。 自殺を減らす方策はあるのか。ダライ・ラマは「祈りだけで問題は解決しない」と断言し「次世代のために内なる価値観を重視する教育システム
米国ではゴールドマンサックスの不祥事が連日のように新聞の一面をにぎわせている。 それに関連して、先月、「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授が、MITで講義をしたときに話していた内容を、忘れないように書いておく。 クリステンセン教授の授業は4回シリーズで行われた。 2時間の長時間授業だが、400人収容のホールが前シリーズに渡って満席で、立ち見も。 「イノベーションのジレンマ(Innovator's dilemma)」や続編「イノベーションの解(Innovator's solution)」 に書かれていた内容に加え、2000年代に行われた彼の研究が主な講演内容。 確か3回目の講演で、授業のうち30分を使って教授がした話。 スライドには「Don't Go Jail」と書いてある。 「私のハーバード時代の同級生のうち、3人もが逮捕された。まだ服役中の人もいる。 一人はインサイダー
目次:ダウンロード まえがき――脳科学と人間の生 信原幸弘:ダウンロード 第一部 脳科学と人間観 人格の要件はカタログ化できるか――不気味の谷とパーソンネットワークの可能性 戸田聡一郎:ダウンロード 記憶の操作と〈ほんもの〉という理想 中澤栄輔:ダウンロード 二つの行為形成システムにおける自己制御の喪失 西堤優:ダウンロード 病的賭博への神経経済学的アプローチ 吉田敬:ダウンロード 第二部 脳科学の応用と倫理 ニューロエンハンスメントが医療として行われることの倫理的問題――医療化の問題を中心として 伊吹友秀:ダウンロード ニューロマーケティングに関する倫理的考察――疑似科学化と消費者の自律性 小口峰樹:ダウンロード 通俗的「男脳・女脳」言説がはらむ問題――性差をめぐる脳科学と社会の中の性別 筒井晴香:ダウンロード 認知科学・脳神経科学がリスク論に与えるインパクト――個人的選択から社会的論争
二分間憎悪(にふんかんぞうお、Two Minutes Hate)とは、ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』に登場する架空の行事。作中の専制国家オセアニアの党員たちは毎日仕事を中断してホールに集まり、大きなテレスクリーンの前で、党と人民の敵(特にエマニュエル・ゴールドスタインとその一味ら)が登場する映像を見せられ、画面上の敵の姿や敵の思想に対してありったけの憎悪を見せなければならない「日課」である。 作中での扱い[編集] 二分間憎悪でテレスクリーンに流される映像や音響は党員たちの心に反射的な恐怖と憤怒を沸き起こらせる。「油の切れた巨大な機械がきしむような身の毛もよだつ摩擦音」[1]が爆発的に轟くのと同時に映像が始まり、党の裏切り者で人民最大の敵エマニュエル・ゴールドスタインの姿が現れ、党員たちは非難の唸り声をあげ、やがて30秒もたたないうちに怒号をあげるようになる。映像の中の
神父が万引きを推奨「娼婦やひったくりをするよりも…」 盗みを働くことは悪であり、他人のものに手をつけてはいけないのは当然のこととされています。 盗みが横行するようでは社会がまともに機能しません。 しかしながら神の教えを代弁する立場の神父が、万引きを推奨するような発言をしているとして話題を呼んでいます。 その驚く内容の説法を説いたのは、イギリス・ヨーク州のティム・ジョーンズ神父42歳。 日曜日の集会所で、弱者にとっては大きなチェーン店から盗むことは、時によっては最適な方法かもしれないと述べたそうです。 彼は、「貧困な者への神の愛情は、裕福な者への神の愛情に勝るため、モーゼの十戒にある『盗みを働いてはいけない』には相当しない」と主張したそうです。 さらに、「盗みが良いことだとして万引きをアドバイスしているわけではなく、小さな店から盗むより出来るだけ大きい店から盗みなさい。そして必要な量以上を盗
・古代中国の虚像と実像 「二千年以上も昔の話であるから、こうした誤解は放っておいてもたいした害はないのだろうが、私は非科学的なものが嫌いなので、あえて虚像を指摘し、それを正す文章を書くことにした。 夢のない話を延々とするので、「現実的な話は聞きたくない」という人は、本書を読まないことをお薦めしたい。」 実にむかつく本である。 ちょっと著者を張り倒したくなる。 だが、古代中国好きには面白いことが書いてあるため、読み進めないわけにもいかない。 夏王朝はなかった。 紂王は酒池肉林をしなかった。 『孫子』は孫子がつくっていない。 焚書はあったが坑儒はなかった。 徐福は日本に来なかった。 四面楚歌も虞美人も作り話だ。 孔子の論語は当時から理想論だった 数々の物語を生み出した「古代のロマン」や、有難い「人生の指針」の根拠が、事実ではなくて後世の作り話やウソだったことが暴かれていく。 史料からの推定だけ
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