保育士さんといえば、低賃金に加え、重労働。「自分の子」のことしか考えないモンスターペアレンツへの対応を迫られるなど、年々、職場環境は過酷さを増しています。厚生労働省によれば、保育士の登録者は2011~16年度で33万人増えた一方で、資格はあるが働いていない「潜在保育士」が18万人も増加し、16年度は計86万人いると推計。さらに、15年10月からの1年間で約2万9000人の保育士さんが離職しました。 こんな状況下で無償化をスタートしていい……わけがありません。 そもそもこれだけ「女性活躍だ!」「女性が輝く社会だ!」と、国も企業もスローガンを掲げているのに、なぜ、保育士さんの職場環境改善は一向に進まないのか? ホントに残念なことではありますが、「保育士は灰になるまで働け!」というのが本音では? などと思えてなりません。 灰。そうです。燃え尽きた灰。燃え尽き症候群に陥る保育士さんが量産されやしな