もともとフィギュア(figure) というのは、「人の形をしたもの」と言う意味だ。 人形である。 人形と、彫刻は違うのだろうか? 彦坂理論では、 人形というのは、《原始立体》というものであって、 原始的な構造をしている。 それに対して彫刻は、《透視立体》というもので、 これを説明するのは、むずかしい。 実例で言うと、 ロダンの彫刻も、「人の形をしたもの」であるけれど、 これは《透視立体》であるのに対して、 現在の日本で人気のある彫刻家・船越桂の作品は、 彦坂流の視点では、《原始立体》であって、 つまり人形なのである。 それではBOMEのフィギュアというのは、 どうなのであろうか? だれが見ても人形であるはずのものが、 実は、彦坂理論でみると《透視立体》であって、 彫刻なのである。 そんな馬鹿な! そうなんです。 だれも同意してくれそうも無いことなのですが、 そういう秘密があるのです。 彫刻