中尾佐助が世界の料理を分析して、どこの国の料理も何かの味にステインされていると書いていた。ある基本的な味に汚されている、覆われているというような意味だった。具体的には、ヨーロッパは動物性油脂に、インドはカレーに、そして日本は砂糖にという驚くべき結論が示されていた。そんなことをオフ会で会った横浜逍遙亭(id:taknakayama)の中山さんとhayakarの日記(id:hayakar)のhayakarさんに話した。次にジェシカ・クーパー編「人類学者のクッキングブック」(平凡社)を紹介して、世界各国のそれぞれ代表的な料理を1点だけ挙げて、その概要とレシピを書いている本です。日本の料理は訳者で文化人類学者の石毛直道が紹介しているけど、どんな料理が選ばれていると思いますかと質問した。 なんと中山さんが一発で当ててしまった。正解はカツ丼だ。中山さん、どうして分かったんですか? 最初の話で日本の味は