雑誌『臨床心理学』でここ数年、その年のベスト5臨床本を選んでいる。ベストというからには全部読んで判定したいところだけど、予算も時間も限られているので、毎年図書館で借りられる本は借り、ぎりぎりになっ、てめぼしい本を購入している。それで毎年、あーこの本を落としてしまったと後悔することになるわけ。 うーん。これは選んどくべきだった。9月発売だから来年のベスト5に入れても許されるかも。この「ケアをひらく」シリーズは良書ぞろいなのでやっぱり読み落としはまずかった。 アスペルガー障害の綾屋さんと、脳性まひの医師の熊谷さんのコラボ本。 アスペルガーの方の当事者本は数あれど、これだけその世界を精妙に言語化しているものはあんまりみあたらない。「します性」、「せねば性」など日常語に基づいたキーワードと図を使ってアスペルガーの方が感じている世界をいきいきと表現しています。あー、ほんとに「おなかがすいている」なん
![発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい/綾屋紗月 熊谷晋一郎 - 裕's Object Relational World](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cace65f126d813c8ebfd655ae1475f1b79b9c16f/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51ASH%2Bx5pvL.jpg)