『お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか? 金運を鍛える「倹約」生活のルール』(臼井由妃著、朝日新聞出版)の著者は、肝臓癌で亡くなったご主人が残した3億円もの借金を、ほぼ10年で返済してみせたという実績の持ち主。専業主婦から経営者に転進し、独自のビジネス手法で成功を収めたことでも知られています。 著作も多く、日本テレビ系のテレビ番組「マネーの虎」などにも出演していたため、お金のことで奮闘していたとは少し意外。しかし実際は、金融機関と借金返済の交渉をしながら、「年収150万円」生活を続けてきたのだとか。また、もともと不要なモノに囲まれている生活に疑問を感じていたため、年収こそ150万円を超えていたものの、あえて「年収は150万円しかない」ものと決め、ライフスタイルを見なおしたというのです。 年収150万円は、月収に換算すると12万5000円ですが、本書の冒頭では「倹約生活の家計簿」(20