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ブックマーク / takagi-hiromitsu.jp (29)

  • 高木浩光@自宅の日記 - 過大なポリシーが人々を麻痺させ本人同意を形骸化させる

    ■ 過大なポリシーが人々を麻痺させ人同意を形骸化させる ファミリーマートが公衆無線LANサービスを開始したが、その利用規約に、「履歴情報および特性情報の取得」として、とんでもないことが書かれていると、話題になっていた。 ぶっこ抜き注意?ファミリーマート無料Wi-Fiサービスの利用規約に注目が集まる, NAVER まとめ, 2013年6月6日 この利用規約は、インターネットから見られないようにされており、ファミリーマートに行って、そのWi-Fiアクセスポイントに接続してからでないと閲覧できないようになっている。(25日の時点でも。) 問題となる利用規約の記述は、「当社は、利用者様がサービスをご利用になる際に、以下の情報(略)を取得し、管理し、利用します。」として、「サービスにより閲覧されたホームページ」と書かれている点だ。 そこで、ファミリーマートお客様相談室に電話して(6月3日)、「

    umeten
    umeten 2013/06/30
    >こういうアバウトな利用目的の記述が許されるのなら、「当社は、あらゆる情報を取得し、あらゆる目的で利用します。」と書けばオーケー/当然、そんなことが許されるはずがない。
  • 高木浩光@自宅の日記 - ダウンロード犯罪化で秩序はどう変わるか

    ■ ダウンロード犯罪化で秩序はどう変わるか 違法ダウンロード刑事罰化・著作権法改正案が可決・成立 10月1日施行へ, ITmediaニュース, 2012年6月20日 ダウンロード、アップロード、匿名、顕名、そしてプライバシー。これらの間の関係はその時々の倫理あるいは法との力学によって形作られている。 振り返ってみれば、10年前、Winnyが誕生したのは、日が他国に先駆けてアップロード(公衆送信可能化)を刑罰をもって厳しく規制したことによる必然的結果であったし、Winny独自の仕組み(地引きダウンロードによる無差別自動ダウンロード)がこうも躊躇なく普及したのは、欧米と異なり児童ポルノの単純所持が処罰されない日法の条件下でこそ実現し得たもの*1であった。その結果として、流出したファイルが消せないという環境ができあがり、世界にも類を見ない数々の悲惨な被害が繰り返され、さらには国家的脅威*2す

    umeten
    umeten 2012/07/01
    >ダウンロード、アップロード、匿名、顕名、そしてプライバシー
  • 高木浩光@自宅の日記 - 「個人情報」定義の弊害、とうとう地方公共団体にまで

    ■ 「個人情報」定義の弊害、とうとう地方公共団体にまで 現行個人情報保護法の「個人情報」の定義に不備があることを、これまでずっと書き続けてきた。「どの個人かが(住所氏名等により)特定されてさえいなければ個人情報ではない」(のだから何をやってもよい)とする考え方がまかり通ってしまいかねないという危機についてだ。 2003年からはRFIDタグ、2008年からはケータイIDによる名寄せの問題を中心に訴えてきたが、当時、新聞記者から説明を求められるたび、最後には「被害は出ているのでしょうか」と、問われたものだった。当時は悪用事例(不適切な事例)が見つかっておらず(表沙汰になるものがなく)、これが問題であるという認識は記者の胸中にまでしか届かなかった。 それが、昨年夏から急展開。スマホアプリの端末IDを用いた不適切事案が続々と出現し、それぞれそれがなぜ一線を越えているか説明に追われる日々になった。ス

    umeten
    umeten 2012/05/10
    >現行個人情報保護法の「個人情報」の定義に不備がある/「どの個人かが(住所氏名等により)特定されてさえいなければ個人情報ではない」(のだから何をやってもよい)とする考え方がまかり通ってしまいかねない
  • 高木浩光@自宅の日記:武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨て

    ■ 武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨て 「日ツイッター学会(自称)」会長兼「日フェースブック学会(自称)」会長の、武雄市長(佐賀県武雄市)が、武雄市の市立図書館で、CCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)と提携して、Tポイントカードを導入するとの構想を発表した。 武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の武雄市立図書館の企画・運営に関する提携基合意について, CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社, 2012年5月4日 ツタヤ運営企業に図書館委託 佐賀県武雄市, 共同通信, 2012年5月4日 図書館の運営、ツタヤに委託 佐賀県武雄市, 中国新聞, 2012年5月4日 図書館の利用カードはCCCのポイントカード「Tカード」へ切り替える。Tカードは若い世代に普及しており、図書館を使わない人が多いとみられる若年層を呼び込む狙いがあ

    umeten
    umeten 2012/05/05
    >どんな本を借りたかが個人情報でないとは斬新な市長だ。しかもそこを、このように怒りをぶつけるようにして言ってしまうというのは、どのような気持ちの背景があるのだろうか
  • 高木浩光@自宅の日記 - ID番号は秘密ではない。秘密でないが隠すのが望ましい。なぜか。

    ■ ID番号は秘密ではない。秘密でないが隠すのが望ましい。なぜか。 俺、実は今日が誕生日なんだ……。 僕らはいったいいつから誕生日を隠さなくちゃいけなくなったんだろう。はてなにもmixiにもGREE*1にもニセの生年月日で登録した*2自分がいる。Facebookの友達にも生年月日を明かさない設定にしている。プライバシーやセキュリティを啓発する立場の者が生年月日を明かすだなんて、匿名主義者達の嘲笑の的にされかねない。そして気付いてみれば、誕生日を祝ってくれるのは、両親とほんの数人の身近な友人だけになっていた。 先月、スマホアプリのプライバシー騒動の件で立て続けてにいくつもの取材を受けた*3が、決まって聞かれるのは、「利用者が気をつけるべきことは何でしょうか」という問いであった。 これに対して私が答えたのはこうだ。「利用者が何か気をつけなくてはならないようではいけない」と。つまり、事業者が解決

    umeten
    umeten 2012/03/05
    >「利用者が何か気をつけなくてはならないようではいけない」と。つまり、事業者が解決すべきことであって、本来は、利用者に重大な注意義務が課されるような社会は間違っている。
  • 高木浩光@自宅の日記 - 先週からEZ番号の変更が不可能にされていた, 追記

    ■ 先週からEZ番号の変更が不可能にされていた KDDI社員の方からタレコミがあった。 従来、EZ番号は、EZオプションを廃止して再加入すると新たな番号が付与されるようになっていたのだが、5月10日から、同じ個人には同じEZ番号を継続して付与するよう、システム変更があったという。その意図は、「EZ番号変更による問題行為の防止」だという。電話番号を変更してもEZ番号は変わらないようになったという。 エンドユーザのプライバシーにかかわる仕様変更であるにもかかわらず、プレスリリース等を出さずこっそり変更していることから、私から注意喚起をしてほしいとのことだった。 この情報は、とくに隠されているものではなく、聞かれたら答えられるよう各種窓口に周知されているものだそうで、以下のチラシが店頭掲示用として配布されているようだ。 KDDIのこの措置が誰の要求に応じたものなのかは知らない。 2ちゃんねるを調

    umeten
    umeten 2010/05/18
    >エンドユーザのプライバシーにかかわる仕様変更であるにもかかわらず、プレスリリース等を出さずこっそり変更している
  • 高木浩光@自宅の日記 - ?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

    ■ 2ちゃんねるが日のインターネット終了の引き金を引くか 一昨年、 日のインターネットが終了する日, 2008年7月10日の日記 これを書いたとき、ケータイから一般のインターネット端末へと青少年の使用端末が移行するであろう近い将来、青少年ネット規制法の改正によって、日のインターネットが強制終了となるというシナリオを想定した。スマートフォンが開花しつつある今、その運命の分かれ目は間近に迫っている。 そういう岐路に立たされている今、一昨日の日記「ケータイIDに添えて年齢情報も送信されるようになる?」に書いたように、青少年の保護を口実に、年齢情報までインターネット接続事業者に送信させようという動きが出てきている。総務省研究会の提言案自身が述べているように、悪いことをしようとする者を排除することはできないわけで、いくらかハードルを上げることで悪事のコストを高めることはできるだろうけども、それ

  • 高木浩光@自宅の日記 - ケータイIDに添えて年齢情報も送信されるようになる?

    ■ ケータイIDに添えて年齢情報も送信されるようになる? 4月9日、「利用者視点を踏まえた(略)諸問題に関する研究会」の第二次提言案が公表された。 「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」第二次提言(案)に対する意見募集, 総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課, 2010年4月9日 この提言案には重要な論点が複数含まれている。特に、今このタイミングで一般市民が広く察知して議論を深めておく必要性が高いと私が思うのは、「I CGMに関する検討について」の「2.青少年保護に向けた取組強化について」の「利用者年齢認証の確実化」の部分。 ここに書かれている文章はクネクネクネクネして文章の論理構造を把握しづらいものになっているので、以下に階層的箇条書きでまとめてみる。(脚註は私によるツッコミ。今時間がないので後日追加する予定。) 年齢認証の確実化を巡る課題 趣旨:SNSなど

  • 高木浩光@自宅の日記 - やはり「元データは保管していない」は虚偽だった

    ■ やはり「元データは保管していない」は虚偽だった 今日の朝日新聞朝刊「b4」面に、Google Earthについて米Google, Inc.担当副社長がインタビューに答えた記事が出ているが、この中で、日のストリートビューについての質問にも応じて、次のように答えている。 ストリートビューについても尋ねた。(略)日では昨夏始まり、塀越しに自宅が撮影されるなどプライバシーを中心に問題になった。 「道幅の狭さ、塀の中の庭、街のつくりなど、日米の違いをよく認識していなかった。例えば米国の家に表札はない。日の事情に合わせ、変えるべき点は変えていく」 人の顔にぼかしを入れ、ユーザーから削除を申請された写真は表示されない。こうした写真の元データをグーグルはどうしているのか。 「保存しています。地図の間違いやぼかし技術の点検のためで、一定期間後に消去することになるでしょう。問題のないものは原則として

  • 高木浩光@自宅の日記 - Amazonジャパンはほしい物リスト問題を放置、9か月経った今も改善せず

    Amazonジャパンはほしい物リスト問題を放置、9か月経った今も改善せず 昨日のINTERNET Watchの記事「やじうまWatchで振り返る2008年」で、Amazon.co.jpの「ほしい物リスト」問題(「ほしい物リスト」=「Wish List」)の件が取り上げられた。「日米文化摩擦」という観点が挙げられているが、これは単にそういう問題というわけではなかった。米国でも過去に同様の懸念が指摘された経緯があり、米国版 Amazon.com では既にシステムが改善されてデフォルトで非公開になっていたのに対し、日Amazon.co.jp では改善が行われていなかったのだ。 このことについては、3月12日の日記「Amazonで私の情報は私の意志に反してどう表示されていたか」で触れた後、説明が足りなかったので続編を書くつもりだったが、忙しくて結局書かなかった。改めて現在の状況を確認して

  • 高木浩光@自宅の日記 - 新はてなブックマークの登録ブックマークレットは使ってはいけない

    はてなブックマーク(以下「はてブ」)がリニューアルされ、ブラウザからブックマークレットでブックマーク登録(以下「ブクマ登録」)しようとすると、図1の画面が現れるようになった。「こちらから再設定をお願いします」と指示されているが、この指示に従ってはいけない。ここで提供されている新型ブックマークレットは使ってはいけない。(この指示には従わなくてもブクマ登録はできる。) 新型ブックマークレットを使用すると図2の画面となる。ブクマ登録しようとしているWebサイト(通常、はてな以外のサイト)上に、はてブの画面のウィンドウが現れている。これは、Ajaxと共に近年よく使われるようになった「ページ内JavaScriptウィンドウ」である。(ポップアップウィンドウとは違い、ウィンドウをドラッグしてもブラウザの外に出すことはできず、あくまでも表示中のページ上のコンテンツであることがわかる。)

    umeten
    umeten 2008/11/26
    まあ、旧ブックマーク方式も残されているようなので、そちらの方でしばらく様子見。
  • 高木浩光@自宅の日記 - 本当はもっと怖いGoogleマイマップ

    当はもっと怖いGoogleマイマップ 適当に検索して見つけたブログで(既に消えているようだが)こんな発言があったようだ。 Googleマップで他人の個人情報を晒したことに気づいてあわてている人のニュースが、最近、盛んだ。 いったいどうしてこんなことになってしまうのか、私には不思議でならない。 私もマイマップはよく使っているので、公開・非公開の違いは注意深くチェック ... Googleマップに他人の個人情報を掲載する愚か者と、ここぞとばかりに ..., オリマー, 2008年11月8日 しかしどうだろう。Googleマイマップを「よく使っている」という人でも、自分が作成するマップがいつどの時点で公開状態となるのか(パブリッシュされるのか)、そのタイミングを理解している人はどれだけいるだろうか。 Googleマイマップの「新しい地図を作成」をクリックした直後はこうなっている。

    umeten
    umeten 2008/11/14
    >普通にマップを作っているときも作成過程がそのまま実況中継のごとく公開され続ける。そんなこと誰が予見できようか?
  • 高木浩光@自宅の日記 - グーグルは交通法規も平気で無視する

    グーグルは交通法規も平気で無視する 再三警告された「自動車通行止め」を豪快に無視した事例 タレコミ(情報提供)を頂いた。グーグルのストリートビュー撮影カーが、通行止めの交通規制を豪快に無視した事例があるという。図1がそれだ。 現在はストリートビューで表示できなくなっている*1*2が、昨日までは図1の画面を見ることができた。 この事例について情報提供者のブログで詳細にレポートされている。 もっと大胆な現場へ, 気になる現場, 2008年10月13日 グーグル法務担当によれば「標識と地図を使い適切な判断を心がけてはいるが、標識は必ずしも分かりやすいものばかりではなく、…」って事が、口からでまかせでその場しのぎのウソだということがよく分かる現場だ。 大胆な現場に行く前に〜スクリーンショット篇〜, 気になる現場, 2008年10月13日 大胆な現場、到着, 気になる現場, 2008年10月14

  • 高木浩光@自宅の日記 - 辻野晃一郎製品企画本部長の発言は本当なのか、グーグル株式会社に電話で確認した

    ■ 辻野晃一郎製品企画部長の発言は当なのか、グーグル株式会社に電話で確認した 昨日のグーグル株式会社の定例記者会見で、ストリートビュー問題に関する質問が相次いだようで、質疑応答の様子が以下の記事で報道されている。 Google法務責任者が語る、「ストリートビュー」のプライバシー問題, ITmedia News, 2008年9月29日 グーグル副社長が初めて語ったストリートビュー問題, ASCII.jp, 2008年9月29日 米グーグル幹部,ストリートビュー問題を語る――「効率的な新サービス導入には事後承諾がベター」, 日経IT Pro, 2008年9月29日 ストリートビューは意見をもとに改善していく、米Google法務担当, INTERNET Watch, 2008年9月29日 ストリートビューのプライバシー問題、グーグル米担当役員が説明, NIKKEI NET IT-PLUS,

  • 高木浩光@自宅の日記 - 日弁連はストリートビュー問題に対して何か行動しないの?

    ■ 日弁連はストリートビュー問題に対して何か行動しないの? 前回の日記に対して、弁護士の壇俊光氏よりご当人のブログ上にて以下のご批判を頂いた。 横浜市墓地条例とGSV, 壇弁護士の事務室, 2008年9月26日 高木浩光さんのところでこんな記事を拝見した。(略) 横浜市墓地条例の解釈としては(中略)刑事罰の予定されている条項の解釈は厳格になされなくてはならない。公道を墓地や霊堂に含むというのは無理である。 というわけで、道義的な問題や個人情報などの問題はあれどもGSVで公道から撮影する行為は条例に反しないというのが法律実務家としての結論である。 違法行為と決めつけた記述が見受けられるが、この問題は、謙虚に法律を学んだうえで論じる姿勢が望ましい。 9月26日時点での内容より http://danblog.cocolog-nifty.com/index/2008/09/gsv-a1b6.htm

    umeten
    umeten 2008/09/28
  • 高木浩光@自宅の日記 - グーグルが女子高に侵入して撮影した事例

    グーグルが女子高に侵入して撮影した事例 10月15日追記 その後以下に掲載していたストリートビューは「この画像はなくなりました」の黒画面になっていたが、10月15日になって、青い線で示される経路情報まで消去された(現在の状況)ため、表示内容がおかしくなり、近くの別の場所が表示されるようになってしまった。これでは意味不明となるので、ストリートビューの部分をコメントアウトし、掲載当時の画面に差し替える処置を施した。当時は、ストリートビューで向きを変えることにより、校舎をくまなく見たり、至近距離から窓にズームすることなどができる状態だった。ここでは、できるだけ問題のない向きの画像を掲載している。 8月29日の日記「グーグル社がゲートのある敷地内に進入して撮影した事例 その2」に続き、「その3」となる事例。 このストリートビューは、女子高の正門の中(校舎の玄関前)で撮影されている。 これはどう

  • 高木浩光@自宅の日記 - 「無断撮影公表に波紋」朝日新聞9月2日朝刊の記事

    ■ 「無断撮影公表に波紋」朝日新聞9月2日朝刊の記事 Googleマップの「ストリートビュー」について「無断撮影公表に波紋」と題する記事が、朝日新聞2008年9月2日朝刊社会面に掲載された。asahi.comには掲載されないようなので、朝日新聞社知的財産センターの許諾を得て*1以下に転載する。 [社会]「ネットに写ったわが家」波紋 道路沿いの家々や通行人を撮影した画像を、インターネットで自由に見られるグーグルの新サービス。先月、国内主要都市でサービスが始まると、利便性とプライバシー保護との兼ね合いをめぐり、激しい議論がわき起こった。(1面目次欄より) (転載許諾期間終了) 朝日新聞2008年9月2日朝刊29面「無断撮影公表に波紋」より 朝日新聞社知的財産センターの許諾のもと転載(許諾番号: 2-1257) ※朝日新聞社に無断で転載することを禁止する *1 有償での許諾。「読者提供」写真の転

  • 高木浩光@自宅の日記 - グーグル社がゲートのある敷地内に進入して撮影した事例 その2

    これは「誤って入った」というものではなかろう。撮影されている通路は一筆書きのできない経路であり、積極的な意思を持って全部の道を辿ったようにしか見えない。 このようなゲートがあるところに入って撮影するという神経がよくわからない。撮影作業員はいったいどんな指示を受けていたのだろうか。迷路に入り込んだマイクロマウスのように、ひたすら路側づたいに走れとでも言われたのだろうか。 ただし、病院と特別養護老人ホームの承諾を得て撮影した可能性がないとは限らず、病院への確認はしていない。 高槻市公園墓地の事例 上の事例の周辺地域をぼんやりと見ていたら、他にも墓地に進入している事例を見つけた。 立て札に何と書かれているかは残念ながら読み取れず、確認はまだしていない。 30日追記:高槻市公園墓地管理事務所に電話で聞いた。ここの道路は「敷地内道路」であり、たとえば自動車が事故を起こしても駐車場内と同様に警察は対応

  • 高木浩光@自宅の日記 - グーグル株式会社の広報姿勢が嘘八百なことを示す事例

    グーグル株式会社の広報姿勢が嘘八百なことを示す事例 ストリートビューについて、グーグル株式会社は、公道から撮影していて私道や敷地内には入っていないと説明している。このことは次のように報道されている。 グーグル地図新機能、削除要請次々 職質中の男性写真も, 朝日新聞, 2008年8月6日 グーグルは「公道から撮影した画像は基的に公開が可能と判断した」と説明。 ネットで路上風景検索、京などでスタート グーグル新サービス 波紋, 京都新聞, 2008年8月18日 グーグル広報部は「公道から視覚的に見えているものだけを使っている。削除要請にも個別に応じ、個人情報保護に努めている」としている。 「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明, INTERNET Watch, 2008年8月5日 河合氏(引用時註: グーグル株式会社地図製品担当プロダクトマネージャー河合敬一)は、画像

  • 高木浩光@自宅の日記 - 「この先自動車通り抜けできません」を通り抜けていたGoogleストカー, Googleストカーの目線と常人の目線を比較する

    これは何だろうかと気になり、もう一度現地に出向いて確認してきた。前回の日記で最後の写真に示した路地の入口は、もう一歩引いて撮影すれば、以下のようになっていた。 「二輪の自動車以外の自動車通行止め」のマークがあるが、これは道路交通法上の規制を意味するのだろうか? それとも、単に「通り抜けできないような道ですよ」と言っているだけなのだろうか。 気になったので目白警察署に尋ねてみたところ、これは「標識」ではなく「看板」であり、道路交通法上の規制の効力は及ばないものとのことだ。ではどういう意味があるのかと尋ねたところ、「地域住民の要請でこのような看板を出すことがある」「部外者に入ってこられては迷惑になる場所や、実際に車が入り込んで動けなくなったような場所に出している」「区役所と協力してやっている」とのことだった。 Googleのストリートビュー撮影カー(以下「Googleストカー」とする)はそのよ

    umeten
    umeten 2008/08/16
    >MIAUに期待する向きもある(他に団体が存在しないため)が、MIAUはプライバシー問題に取り組める団体ではない /「Googleストーカー」って言えばいいのに