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ブックマーク / discour.hatenablog.com (15)

  • 国立女性教育会館の事業仕分けに見る、《箱モノ設置主義》に席巻されてきた男女共同参画政策の限界 - ジェンダーとメディア・ブログ

    拙稿「国立女性教育会館(NWEC)の事業仕分けに見る、《箱モノ設置主義》に席巻されてきた男女共同参画政策の限界」という記事がシノドスジャーナル63号(11月1日発行)に掲載されました。 昨年の今ごろ、国立女性教育会館(NWEC)の事業仕分けで注目された同館を10月に訪ねた。あの仕分け結果は撤回され、今年度予算からほぼ全額(6億2000万のところを5億9000万円)が支出されていた。しかも、11月15日から2月末まで3ヶ月半も全館閉館して、大改修工事を行うというのだ。昨年の今ごろは、「大幅に削減すべき」という事業仕分けが出されていたが、その一方では大改修工事のために15億8900万もの特別予算が下りていた事実もあった(平成21年7月-23年3月。平成21事業年度財務諸表の資料を参照しました)。 いったい、あの事業仕分けはなんだったんだ?!と思ったのが発端でした。 それに平成21事業年度財務諸

    国立女性教育会館の事業仕分けに見る、《箱モノ設置主義》に席巻されてきた男女共同参画政策の限界 - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2010/11/03
    >フェミニズム内部からの声です。フェミニズムを官僚依存ではなく、足下の問題を解決に向けていけるようにしたい、という思いから書いています
  • 民主党の記者クラブ開放が反故に? - ジェンダーとメディア・ブログ

    今日は記念すべき政権交代の日。 今回のように女性の閣僚2人ともがフェミニスト視点をもった政策を進めている方であるのは邦初ではないか。女性閣僚の人数が2人と少ないけど、人権政策が進むことに期待したい。別姓とか選択議定書とかからスタートできるか。千葉景子さんが関わった議員立法の法案一覧。人権政策が進むように期待したい。 などとtwitter つぶやいていたところ、突如、以下のRTが。 @kshimoyama: 最悪。 RT @tjimbo: 民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 昨夜の朝日ニュースター『ニュースの深層』が、丸ごとあがっています。ぜひ。 http://www.jimbo.tv/commentary/000580.php 神保哲生さんのtwitterには以下の書き込みが。 @tjimbo報道室には総理の意向で来た記者を総理の意向も確認せずに、むしろ総理の意向

    民主党の記者クラブ開放が反故に? - ジェンダーとメディア・ブログ
  • 日本女性学会ワークショップの報告 - ジェンダーとメディア・ブログ

    半年かけて準備してきた日女性学会ワークショップ企画が28日お茶の水女子大学で終わった。トラバしていただいているように、すでに山口智美さん、マサキチトセさん、おーつかさん、ミヤマさんからレポがあがっている。 まず、山口さんから、「なぜこのワークショップを企画したか」説明がされた。一つには、「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」に関する明らかな女性学内での異論の存在があり、第二に、今まで対面議論の機会がなかった。第三に、活動するメディアも異なり、議論が交わらなかったこと、第四に、女性学の「バックラッシュ」への対応に問題がみられること(実践面、研究面)の4つをあげた。そして現在の視点から「ジェンダーフリー騒動」および「バックラッシュ」を再考してみたいと述べられた。 ・会場外へのネット中継 当日はネット接続のために、会場に8時15分に到着。わたしのビデオカメラをwebカメラとして活用し、ポートラ

    日本女性学会ワークショップの報告 - ジェンダーとメディア・ブログ
  • 「大阪に行ってきた」と言ったらバイ菌のように扱われた - ジェンダーとメディア・ブログ

    今朝、某専門学校に行って、マスクをしている子がいたから「どこで買ったの? 私大阪に行ってきて帰ってきて、高岡でドラッグFに行ったけどマスク売ってなくて・・」といったら後は教室が大騒ぎになった。「わたしたち、担任のK先生から緊急連絡網で連絡来て大変だったのに、、。先生、連絡網来なかったの?」「来なかったよ」「それって問題じゃないのー」「先生、大阪行ってきたんだよね。」「先生も人間おうちに入るんだだから、、」「いついったの?」とかなんとかうるさいこと、うるさいこと。 一番前の席に座っている子たちは、自分の口を押さえていやそうな顔をわたしに向けている。「あー、わたしがバイ菌もっていると思っているんだね」と聞いたら「うん」とうなづいていう。「だって、大阪行ってきたんでしょう?」と。なんだか大阪行ってきた人には接触したくないと思っているらしい。「だって、緊急連絡網来たんだよー」「担任のK先生に報告し

    「大阪に行ってきた」と言ったらバイ菌のように扱われた - ジェンダーとメディア・ブログ
  • 保育士に離職者が多いのはどうしてか - ジェンダーとメディア・ブログ

    ある専門学校で新学期に向けて非常勤講師を集めての打合せ会があり出席してきた。自由に意見をいう時間になったところである先生から、最近、町で卒業生に会うと仕事を辞めたという人が多くなっているようだけど、そういうことにならないような授業をしたいので、詳しい状況がわかったらおしえてほしいという質問が出た。学校側からは、データはないけど印象として、保育現場で働いていると、自分の子供をもったら自分の手で育てたくなるケースが多いように思うという説明がされた。それじゃ「三歳までは母の手で」というのがまたぞろ復活しているということで問題ですよねというような話がでていた。話しをしていた方はわたしの知り合いで私にも何かいうようにと目を向けられた。わたしはこの日、「斉藤さん」の観月ありさのように、正義感だけはある斉藤ですと自己紹介していたのだった(笑)。「さあ、あんたも言ってよ」と視線を向けられたら、テーマがテー

    保育士に離職者が多いのはどうしてか - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2009/05/22
    「女性向け労働」が専業主婦のパート程度の位置づけだからこうなる/「自己責任」「小さな政府」の名の下に生活インフラをことごとく荒廃させてきた「美しい国日本」の当然の末路
  • 「”うつ”はジェンダー問題」その2 - ジェンダーとメディア・ブログ

    嗚呼女子大生活の「女性の静かな抵抗ーうつ政治的に読み替える」http://d.hatena.ne.jp/chidarinn/20060725/p2を読んだ。うつを「女性の抵抗」とみなす見方にはっとさせられた。まず、うつを「政治的に読み替える」という主張に賛成である。さらに、うつを「一人一人の女性の抵抗」と読むことに加え、「ジェンダー起因の社会問題」と読み替え、政治の問題としていきたい。読んで、2つほど思うことがあった。 第1に、うつになる女性は、「主婦業への閉じこめ」だけではなく、「女性の働き方は、つまるところ二義的なもの。第一義的には、人の再生産労働である子育てやケア労働にある」といった社会への「抵抗」なのではないか。つまり、現在の女性たちが悩んでいるのはフリーダンが「名前のない問題」と名づけた状況とは多少異なるのではないか。専業主婦的な状況ではなく、選択肢が増えた中でも自分が真に求め

    「”うつ”はジェンダー問題」その2 - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2006/07/26
    気持ちはワカランでもないけどこういう言説がフェミのホモソーシャル性、排他性を際立たせてるんだよ。そもそもジェンダーにかかわりなく発症する症状を片方だけが政治利用するという政治性をどう見ているのか?
  • 2006-07-07

    http://d.hatena.ne.jp/discour/20060703上野インタビューについての感想その2 リブとの対比論でのわたしの主張に対して、上野千鶴子氏からの応答がメールを通じてありました。ここに転載されることは自由とのことですのでアップします。わたしはこれでも納得しているわけではなく我が道を行きますのでわたしのコメントも下に付け加えます。 ***************************** リブ叩きと、ジェンダー・フリー叩きが「違わない」と斎藤さんがご指摘の点について。メディアの言説分析から、たしかにリブ当時にも男性側の感じた脅威や不安は指摘できるだろうとは思いますが、以下の三点でわたしの現状認識は斎藤さんとは異なります。 1)リブ叩きには、冷笑や揶揄など、江原さんの「からかいの政治学」があてはまる言説が多かったのに、ジェンフリ叩きには相対的に見られないこと 2)バ

    2006-07-07
  • 2006-05-29

    山口智美さんがご自身のブログhttp://diary.jp.aol.com/mywny3frv/214.html で紹介されているように、『バックラッシュ!』サイト、日のエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060529で、山口さんの『バックラッシュ!』掲載論文のさわりを紹介している。 山口智美「『ジェンダー・フリー』論争とフェミニズム運動の失われた10年」だ。なんと刺激的なタイトルよ! きっとこのが出たらフェミニズム運動の10年について、議論が沸騰するのではないか、と思う。それほど刺激的な内容だ。「ある意味、こので最も重要な論文かもしれません。」と紹介されているのに同感だ。(草稿を読ませてもらっているから確信がある) あ、このバックラッシュキャンペーンサイトでは、山口智美さんと私が共同運営するサイトジェンダーフリー概念からみえてくる女性学・行

    2006-05-29
  • ジェンダーとメディア・ブログ - 「国営お見合」に思う男女共同参画と少子化のあやうい関係(コメント欄)

    最近の報道では、ついに猪口邦子大臣までが少子化対策に国営の「お見合い」をするということを言い始めたらしい(「お見合国営で『少子化対策』猪口氏が案」朝日新聞5月19日付け)。http://www.asahi.com/life/update/0519/001.html#2006 「猪口少子化担当相が、政府の責任で『お見合パーティ』など、独身男女の出会いの場を設ける案を閣内で打診していたことがわかった」とある。 で、そこに、国策で結婚や子産みの奨励をすることがまずいという発想は見られなかった。男女共同参画と矛盾するっていう見方がないことに驚いた。単に、「効果が見込みにくい」って意見があるだけで、反対意見も効果があるかどうか論だけだったように読めたのだ。 これって、男女共同参画に含まれているリプロダクティブ・ヘルス/ライツという考え方とぶつかるでしょう。どうしてそういう見方が全然出てこないのか?!

    ジェンダーとメディア・ブログ - 「国営お見合」に思う男女共同参画と少子化のあやうい関係(コメント欄)
    umeten
    umeten 2006/05/22
    こういう報道をみる限りでは、政府が「産めよ増やせよ」や結婚奨励策をとっているという短絡化した世論につながるような気がする。
  • 『続・はじめて学ぶ ジェンダー論』についての感想 - ジェンダーとメディア・ブログ

    今日はの感想である。取り上げるのは3月に刊行されたばかりの『続・はじめて学ぶ ジェンダー論』伊田広行著(大月書店)である。『はじめて学ぶ ジェンダー論』の続編ということだ。「ジェンダー」や「ジェンダーフリー」「セクシュアリティ」などについてフェミニズム研究などの成果を引き継いだ書とある。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272350218/250-3073010-1026611 大変興味深いテーマなのでしっかり読もうと思ったが、ちょっと読み進めるだけで、「スピリチュアル」「<たましい>との交流」などがやたら強調され、ジェンダー論とは無関係な言葉があちらこちらに出てくる。細木数子や江原啓之ならちょっと恥ずかしいけど、このなら・・と女性読者が手に取る自分探しの一種かと思ったくらいだ。 このは、歴史的な視点を欠いているし、また「ジェンダー

    『続・はじめて学ぶ ジェンダー論』についての感想 - ジェンダーとメディア・ブログ
  • 朝日新聞「『ジェンダーフリー』言葉巡る論争過熱」記事を読んで - ジェンダーとメディア・ブログ

    3月23日『朝日新聞』オピニオン欄ほぼ全面をつかった「ジェンダーフリー 言葉巡る論争過熱 講演中止の事態も」(竹信三恵子・平塚史歩)という記事が載った。男女平等、性差別、女性問題に関心をもつ者として、この問題が世に問われるのは歓迎したい。ただ、当ブログの前のエントリーのコメント欄にみなさん書かれているように、突っ込みどころ満載なので、男女平等政策の議論が盛り上がるようにと願いも込めて少し意見を述べてみたい。 これまでコメント欄で指摘されたのは、「バックラッシュ側の登場人物」が自民党だけで、主役というべき宗教団体が紙面には全然登場しないという点、および「ジェンダーフリー」問題イコール「言葉をめぐる論争」として済ませている点であった。 エントリーで書いてみたいのは、後段の「ジェンダーフリー」とは何かということについてです。 ■ 「ジェンダーフリー」は、意識啓発という古いワインを入れる新しい皮

    朝日新聞「『ジェンダーフリー』言葉巡る論争過熱」記事を読んで - ジェンダーとメディア・ブログ
  • ジェンダーって悪いこと? - ジェンダーとメディア・ブログ

    3月2日のエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/discour/20060302は、文よりコメント欄が充実しているのでそっちをぜひご堪能いただきたいと思います。そのなかで活躍中のあっぷあっぷさんが言われたことに気になることがありました。女性センターなどでやっていることにのれないのは、「『それは作られた女性観だ、もっと違った見方があっていい』みたいな、どことなく被害者意識的なハナシになりがちなのが、私にしてはとってもキュウクツ」というお話です。 以下、コメント欄に書き込んだことと重なりますが、重要な点と思うので再度エントリーとして書いておきたいと思います。 確かにこれまでのメディア・リテラシーの多くは、みなさ〜ん、「女だから、男だから」という、とらわれたものの考え方や価値観(ジェンダー)にとらわれていませんか。そうした考え方はメディアから少なからず影響をうけているんです。講

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  • フェミニズムは分裂含みの「連帯」をめざしている - ジェンダーとメディア・ブログ

    id:toledさんがhttp://d.hatena.ne.jp/toled/20060125でジェンダー研究について鋭いつっこみを入れられている。そのことで私のところにもトラックバックしていただいた。私もid:toledさんとなんだかよく似た違和感を感じていた。その思いを以下につづってみたい。 お茶大でのジュディス・バトラー講演会に900名以上が集まったそうだ。講演会当日があのひどい雨でなかったら1,000名は越しただろうとも聞いた。しかし、当のバトラーは、そうした一極集中的なフェミニズムこそ批判し、フェミニズムの「亀裂や分裂や断片化」をオススメしている論者ではなかっただろうか。 「えっ、近くにいたのならどうして来なかったの?」と言われた。 「みんなが参加するのが当然」のようなこの盛り上がりに、(わたしも隅の方で関わっている)女性学がすっごく矛盾を抱え込んでしまったように感じてしまった。

    フェミニズムは分裂含みの「連帯」をめざしている - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2006/01/26
    フェミニズム運動やフェミニズム研究はもっと多様であっていいはずだ。それがなくなりつつあるような事態こそ、保守反動に対抗するに当たっての最大の課題ではないのか。
  • 行政の保守性を議論しない「ジェンダーフリー」論争 - ジェンダーとメディア・ブログ

    「『ニート』って言うな!」ってがでたらしい。新刊案内によると、「なぜこの誤った概念がかくも支配力を持つようになったのか」「定義自体が妥当なものなのか? 大衆の憎悪のメカニズムと教育的指導に潜む危険な欲望とは? ニート論が覆い隠す真の問題を明らかにする」とある。 これを「ジェンダーフリー」にあてはめて考えてみると、これがなんだか、問題の核心をぴったり言い当てているのだ。 1)「ジェンダーフリー」の定義自体が妥当なものなのか?(これがあやしいことは、ジェンダー・フリー)をめぐる混乱の根源(1)& (2) 山口論文をみてくださいhttp://homepage.mac.com/tomomiyg/gfree1.htm) 2)大衆の憎悪の欲望のメカニズムと教育的指導に潜む危険な欲望とは? 「大衆の憎悪の欲望のメカニズム」についてはよくわからないけど、「教育的指導に潜む危険な欲望」というのはぴったりあ

    行政の保守性を議論しない「ジェンダーフリー」論争 - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2006/01/19
  • 「ジェンダー」論争で忘れられる女性運動の到達点 - ジェンダーとメディア・ブログ

    2005年は「ジェンダー・フリー」や「ジェンダー」についてさまざまな言説が行き交いました。その中でどうも忘れられがちで困るなあと思っていることについて書きます。全文は、http://homepage.mac.com/saitohmasami/public_html/Seisabetsu.pdf  (「ジェンダー」論争で忘れられる女性運動の到達点――「性差別 」と「男女平等」概念)にありますので関心のある方は読んで下さい。 「男女平等は重要であるが、ジェンダーフリーなんて概念はいらない」 「男女の性別による差別は決して許されるものではない。女性の皆さんが伸び伸びと能力を発揮できる社会にしていかなくてはならないのは当然だと思っている。しかし、ジェンダーフリーは明らかに間違いだ」 これらはジェンダーやジェンダー・フリーに反対している人たちの主張である。彼らは、フェミニズムや「ジェンダー・フリー」

    「ジェンダー」論争で忘れられる女性運動の到達点 - ジェンダーとメディア・ブログ
    umeten
    umeten 2006/01/01
    あぁ「性差別」、だ。マイノリティとかジェンダーとかそう言わなくても「性に対する差別」という方向性で「非モテ」は語れるんじゃないかな? 「性についての差別」かな?
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