北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が、訪朝中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会談したと伝えた。日時は伝えていない。 同通信によると、正恩氏はIOCの特別措置で北朝鮮が平昌冬季五輪に参加できたことに謝意を伝え、「凍り付いた北南関係が、五輪を機に劇的な雪解け期を迎えられた」と語った。 また同通信によると、バッハ氏は2020年の東京五輪と22年の北京冬季五輪に北朝鮮が参加できるよう協力を表明、正恩氏は「IOCとの緊密な連携と協力に期待する」と述べた。正恩氏が東京、北京五輪への参加意思を示したかどうかは伝えていない。(ソウル=武田肇)