2022年のフランス映画「メグレと若い女の死」を観に行った。 1953年、パリ。ある日、モンマルトルのヴァンティミーユ広場で、 シルクのイブニングドレスを着た若い女性の刺殺体が発見される。血 で真っ赤に染まったドレスには5ヵ所の刺し傷があった。この事件の 捜査に乗り出したメグレ警視(ジェラール・ドパリュデュー)は、遺体 を見て複雑な事件になると直感する。遺体の周囲に身元を特定できる ものはなく、手掛かりとなるのは若い女性には不釣り合いなほど高級 なドレスのみ。被害者の素性とその生涯を探るうちに、メグレ警視は 異常なほどこの事件にのめり込んでいく。 ジョルジュ・シムノン作の推理小説「メグレ警視シリーズ」を映画化。 名匠パトリス・ルコントの8年ぶりの最新作である。ある日シルクの イブニングドレスを着た若い女性の血塗れの遺体が発見される。遺体 に所持品は残されておらず、事件の目撃者も、彼女が誰な