7月上旬、トルコ西部のダーダネルス海峡を挟んでアジア側とヨーロッパ側の両方にまたがるチャナッカレ県を訪れた。足を運んだヨーロッパ側の港町ゲリボルは、アジア側とを結ぶフェリーの発着港である。 90年ほど前、魚の塩漬けが商売として始まり、その後、缶詰の製造でにぎわった。小イワシで有名になった町としてだれもが知っている。缶詰製造は衰退したが、町中にはまだ数店舗でイワシの塩漬けやオイル漬けの缶詰が売られており、小イワシの町の歴史を感じさせる。 わざわざ訪れたのは、6月中旬から9月末までが最も小イワシに脂が乗っており、美味と聞いていたから。毎年、市が開く小イワシ祭りは今年で20回目。小さな港を囲むように露店が並び、グリルで焼いた魚がパンにサンドされ、来訪者に配られる。 小イワシは10センチ強の大きさ。3人家族にちょうどよい1キロで15トルコリラ(約750円)。4人なら1・5キロを買うそうだ。魚は庭や
沖縄出身の脚本家、故金城哲夫さんが「ウルトラマン」を誕生させてからちょうど50年。特撮の円谷プロで1歳下の金城さんと苦楽を共にした後フリーになり、ウルトラヒーローシリーズ3作目「帰ってきたウルトラマン」を手掛けたのが、同郷の上原正三さん(79)だ。 2人のウルトラマンは対照的。金城さんが近未来のファンタジーとして描いたのに対し、「帰ってきたウルトラマン」は放送時の、1971年の東京が舞台。スモッグの空や工場地帯、ヘドロの海が戦いの場になり、時に怪獣よりも恐ろしい人間の心の闇もテーマになった。 特撮界に多大な足跡を残した上原さん。ウルトラマンと並ぶ特撮ヒーロー、仮面ライダーの誕生にも関わったというから驚きだ。米軍占領下の沖縄から上京し脚本家になるまでのいきさつや、ウルトラシリーズ屈指の異色作「怪獣使いと少年」に込めた願い、故郷・沖縄への思いまで、語ってもらった。(聞き手・磯野直) ■疎開船と
3日連続で#1~3と記事にします。内容はハマグリの種類・産地偽装(疑惑)です。 ひな祭り頃になると、スーパーマーケットで、多くの「はまぐり」と称される商品が並びます。 この中には種類や産地を偽って、消費者を欺くことで、利鞘を稼ぐ悪徳商法も見られます。 産地偽装は「しじみ」で長年横行しています。詳しくはA、B、Cをご笑覧下さい。 こうした悪事に、伏字やモザイクは不要だと思いますが、私の同定が間違っていた場合に、 偽計業務妨害や名誉毀損になる恐れもあるため、念のため特定し難い処理をしました。 なお、産地偽装はJAS法・景品表示法・不正競争防止法などに違反し、逮捕者も出ています。 これまでハマグリの産地偽装については、シジミ属ほどは注目していませんでしたが、 ひな祭りの時期ならば、やっているに違いないと見当し、2016年3月2日にアピ○という、 スーパーへ行きました。鮮魚コーナーを見て、戦慄が走
映画『スリーパーズ』(Sleepers)の主人公の一人であるマイケルは、ヘルズ・キッチン(地獄の調理場)と呼ばれるスラムで育ったが、少年院の図書室において独学で勉強し、地方検事になった。このようにアメリカの図書館は、あらゆる人が無料で利用できる開かれた教育施設であり、極端な例を挙げればホームレスが億万長者になるような階層の流動化に寄与する役割をもつとされている。(注) (注)たとえば、ジャーナリストの菅谷明子は、著書『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―』のなかで、ニューヨーク公共図書館が情報へのアクセスを担保し、個人の力を伸ばし、コミュニティを活性化させている実例を鮮やかに報告しており、同様の議論は図書館情報学者の川﨑良孝もおこなっている。 つまり、「富めるものはますます富み、貧しきものはますます貧しくなる」という、いわゆる「マタイの原則」を打破する存在として図書館は期待されてい
音楽について思うままに書くBLOG Real & True の大沢知之が執筆。 Real & True の考え方 Real & True Live Series とは Office Ohsawa が選りすぐったアーティストによる音楽公演シリーズ 現在発売中のチケット一覧 * チケットご予約についての注意事項 * メーリング・サービスお申込み * Real & True 基本サイト * 会社概要 *Real & True 情報発信・発信媒体 * 2011年以前の公演 この Blog の使用上の主なポイント 「カテゴリ」ではアーティスト別に掲載記事を分類 -- ここにアーティスト名の記載がない場合は、「タグ」を参照のこと。「カテゴリ」はアーティスト名が先に、その内、日本名は姓・名の順、外国人名は名・姓の順、アーティスト名以外は、その後にフェスティヴァル名などをあいうえお順にリストアップ。 「タ
五輪エンブレム問題で渦中の人となった佐野研二郎氏の事務所のHPに, サントリーのトートバッグ問題についてのコメントが掲載されていました。 http://www.mr-design.jp/ 同業者の方はご覧になってお気づきになると思いますが,この文章,明らかに弁護士が作成に関与しています。素案を弁護士が書いたのか,佐野氏が書いたものに弁護士が手を入れたのかはわかりませんが,弁護士のチェックを経た最終稿であることは間違いありません。 そういう匂いを発している文章です。 以前このブログでも佐野氏の会見内容が残念であったと書きましたが,今回のコメントもいかにも舌足らずで,どうして佐野氏はこういう表現をしてしまうのかな,と思いました。 コメントによると,今回のトートバッグは,佐野氏がビーチやトラベルという方向性で夏を連想させる複数のコンセプトを打ち立てたところから作業がスタートしたとされています。あ
2020年東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場のロゴマークと似ているとされる問題で、エンブレム制作者の佐野研二郎氏が5日午前、東京・虎ノ門の大会組織委で記者会見を開き「日本人としての誇りを持って作った。盗用との指摘はまったくの事実無根」と作品の独自性を強調した。 この問題を巡っては、ベルギーのリエージュ劇場のロゴをデザインしたオリビエ・ドビ氏の代理人が、五輪エンブレムは劇場ロゴの「盗作」と主張し、エンブレムの使用差し止めを求める文書を日本オリンピック委員会に送っている。 佐野氏は「ベルギーに行ったことはなく、ロゴも見たことがない」と否定。アルファベットの「T」と円を組み合わせたエンブレムの意図を説明し「(リエージュ劇場のロゴは)アルファベットのTとLを組み合わせたもの。要素は同じものがあるが、デザインの考え方や背景の色も違い、全く似ていない」と話した。 大会組織委の槙英俊・マーケティング局
東京都現代美術館(東京都江東区)で開催中の子ども向けの企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による文部科学省への批判を書いた作品について、館側が会田さんに改変などを要請していたことが24日、わかった。子どもにふさわしくないなどとする館側に対し、会田さん側からは現状のまま展示できない場合は撤去もありえるとの考えが示されている。 企画展は18日に始まった「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展。夏休み向けに館が企画し、4組の作家が参加している。会田さんは、妻と中学生の長男と共に「会田家」として参加。3人が感じている学校制度への不満などを、白い布に毛筆で「文部科学省に物申す」と書き、「もっと教師を増やせ」などと訴える作品「檄文(げきぶん)」が問題視されている。 都生活文化局の担当者は「会田さんの展示全体として小さい子どもにはどうなのかという声が美術館と都側から上がり、展示内容の見直しを要請
最近、あちこちで使われるようになったノームコアというファッション用語がある。このノームコアは、いまから2年前に「ユースモード:自由に関する報告書」という英文のドキュメントで初めて使われた言葉である。 ドキュメントは、ニューヨークのトレンド予測グループ「K-Hole」が作成した。とはいえ私はいま書いているこの原稿で、ファッションのトレンドについて分析しようとしているのではない。書こうとしているのは、社会の未来だ。このユースモードには、これからの共同体のありかたについての重大な示唆が含まれているからだ。 ユースモードでは、おおまかに言うと4つの概念が提示されている。まず「デス・オブ・エイジ」。これまでの長い間、年齢を重ねることにはさまざまな社会的な期待がともなっていた。責任が重くなり、成熟することが求められ、そのかわりに老いれば悠々自適の生活を夢みることができた。しかし今や、世代の特徴というの
村上春樹さんの話は日本と東アジアの国々との問題に展開していった。 × × ―デビュー作「風の歌を聴け」の「僕」たちが集まるバーのバーテンは中国人。最初の短編集の名が「中国行きのスロウ・ボート」。「スプートニクの恋人」では在日韓国人の女性が重要な役割で登場する。村上春樹さんほど、東アジアと日本の関係を考えて書き続ける作家はいない。近年の東アジアの状況をどのように考えていますか? 村上 東アジア文化圏にはとても大きな可能性があります。マーケットとしても、すごく大きくて良質なマーケットになるはずです。いがみ合っていても何も良いことはありません。 ▽地殻変動 ―歴史認識の問題についてはどう思いますか? 村上 今、東アジアには大きな地殻変動が起きています。日本が経済大国で、中国も韓国も途上国という時には、その関係の中でいろんな問題が抑え込まれていました。ところが中国、韓国の国力が上がって、
税率10%と8%の線引きが複雑すぎる。これでは小売店や飲食店での混乱は避けられまい。 来年10月の消費税増税時に導入される軽減税率について、国税庁はどんな場合に適用されるかの...続きを読む
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