ユッケを注文後、自分で生肉を混ぜる男性客=10日午後6時9分、東京都渋谷区、矢木隆晴撮影生肉の包装には注意書きが=10日午後5時6分、東京都渋谷区、矢木隆晴撮影パック入りのユッケと卵黄、たれのセット。客が自分で封を開けて混ぜる=10日午後5時5分、東京都渋谷区、矢木隆晴撮影 【編集委員・大村美香】焼き肉店から一時姿を消していたユッケが復活しつつある。集団食中毒事件を受けて加工や調理の作業に厳しい規制が導入されたが、食肉工場で包装したパックをそのまま客に出すスタイルが普及してきた。 「おっ、あるんだ」 東京・恵比寿の「炭火焼肉トラジ本店」で、東京都渋谷区の自営業東郷浩二さん(44)と息子の隼也さん(18)がそろってユッケに舌鼓をうっていた。 生の牛肉を細切りにして調味料や卵黄と混ぜた料理がユッケだが、この店では混ぜる前の肉がパック入りで運ばれてくる。客が封を切り、器に移し卵黄や薬味な