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2007年11月28日のブックマーク (4件)

  • 豪州の転機・続 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日に続き、日豪関係を題材にして考える。 □ 保守連合、上院も過半数割れ=労働党は少数政党の協力必要に-豪総選挙 11月26日17時1分配信 時事通信 【シドニー26日時事】24日のオーストラリア下院選挙と同時に行われた上院選挙(定数76、改選議席40)は26日、与党保守連合(自由党、国民党)が改選前から2議席減らして37議席となり、過半数を割り込む見通しになった。下院では大勝して単独過半数を確保した労働党も、上院は32議席にとどまり、法案の成立には少数政党の協力を求める必要がある。 結局、「ねじれ議会」の運営に苦労しなければならないのは、ラッド新政権も同じのようである。昨日、日経CNBCのニュースを視ていたら、ラッド新首相は来年初に米国を訪問するとの報が流れてきた。「結局、『安倍』が『福田』に代わっただけのことだな…」と率直に思う。たとえイラク戦争対応に濃淡の差があるにせよ、またラッ

    豪州の転機・続 - 雪斎の随想録
  • 豪州の転機 - 雪斎の随想録

    ■ 確かに、国際政治の世界は 絶えず転変する。 □ <オーストラリア>総選挙 ハワード長期政権に国民「飽き」 11月24日22時10分配信 毎日新聞 【シドニー井田純】24日行われたオーストラリア総選挙は、野党・労働党が11年ぶりに政権を奪回した。次期首相となるラッド労働党党首(50)は「変化」を求める有権者の審判を受け、イラク駐留部隊の撤退など独自色を発揮するとみられる。ハワード首相(68)にとっては、長期政権に対する国民の「飽き」に加え、米国との「近すぎる」関係も敗因となった。 …中略 また、経済成長優先の立場から米国と同じく京都議定書の批准を拒否したハワード首相に対し、労働党は批准を公約。豪州を襲った記録的な干ばつ被害で国民の環境問題への意識が高まる中、首相の拒否はマイナスに作用した。国民1人あたりの温室効果ガス排出量で米国と1、2位を争う豪州が政策転換に踏み切れば、「ポスト京都議定

    豪州の転機 - 雪斎の随想録
  • ここ数か月の内外情勢に対する所感

    ちょっと今回はひどかった。少し前に仕事は落ち着いたがすっかりバテていた。書きたい事は色々あるが語りつくされている事が多いとも思った。それでも、ここしばらくのトピックに軽く所感を記すくらいの事はしようと思う。 ・安倍首相辞任 今年の前半は普通に出来の悪い首相という印象であったが、最後に至る経緯はあまりにも不可解な点が多いように感じた。以前にも似たような事を書いたが、内閣を支える立場の人間が、各人の地位において力を尽くす事に対するインセンティブは極めて薄かったと思う。もちろん高い地位にあるのだから私利を過度に要求せず公共のために働けという批判は為されて然るべきである。しかしそれにしても状況が悪すぎた。米国との関係は確かに良くなかったが、それでも国内の支持があればもう少し続いたであろう。 ・北朝鮮外交 現在の米国の方針は、このまま継続して成果を出すのが難しいものかもしれない。しかしこのブログでも

    ここ数か月の内外情勢に対する所感
  • ポピュリズムと共和党

    米国の政策や政治に関するメモです。米国では、2008年の大統領選挙に向かって、日々の動きがどんどん早くなっています。米国の政策・政治分析は仕事だったりもするのですが、アウトプットしきれない情報や、まとまりきらない感触、マニアな記録を、書き出していきます。2007年11月にニューヨークに移転。その関係で更新がイレギュラーですが、近々完全復活の予定です。 最近の民主党の方向性はポピュリズムへの傾斜と形容されることが少なくない。しかし米国の歴史においては、ポピュリズムは何も民主党の専売特許というわけではない。むしろ今の米国では、ポピュリズムの欠如が問題になっているのは共和党だというのが、外交評議会のピーター・ベイナートの意見である(Beinart, Peter, “The GOP's Fading Populism”, Washington Post, June 12, 2007)。 第二次世界