「プロが明かす新・音楽制作手法」と題して、沖縄系ヒーリングユニットのTINGARAが自宅スタジオにおいてレコーディングからミキシング、そしてマスタリングまでの流れをすべて行っている手法を、TINGARAのイシジマヒデオさんにインタビューする連載の3回目。今回は、ニューアルバム「組曲~命の森」を例に、どのようにTINGARAの独特なサウンドを生み出しているのかを語ってもらいました。 ボーカルを4つ重ねるTINGARAサウンドの秘密 --今回、異例のスピードで制作したという「組曲 ~命の森~」、実際にどのような手順で制作していったのか、具体的に教えていただけますか? ヒデオ:この組曲に限らず、TINGARAのサウンド作りはある程度使う音源やトラックなどが固まっていることから、僕がCubaseのテンプレートとなる「TINGARAフォーマット」というものを作っています。それをつぐみにも渡しているの