パナソニックは、携帯音楽プレーヤー「D-snap」事業からの撤退・縮小を本格的に検討し始めたもようだ。同社の複数の幹部が認めた。既に次期製品の開発を休止したとの話もあり、今年春に投入した「SV-SD870N」が、最後のD-snapになる可能性がある。 携帯音楽プレーヤーは、米アップルの「iPod」が先行し、ソニーの「ウォークマン」が追う構図が続いている。量販店店頭では6割強をiPod、3割弱をウォークマンが占め、2社の寡占化が進んでいるとの調査結果もある。東芝、アイリバー、クリエイティブメディアは1桁台のシェアで推移しているにすぎない。パナソニックのD-snapはそれを下回る実績。市場シェアは1%台だった。 パナソニック以外にも、携帯オーディオ事業からの撤退・縮小を検討しているメーカーがあると話す関係者もいる。2強の寡占化はさらに進む可能性がある。 D-snapは、浜崎あゆみさんを起用し「